Thursday, February 16, 2023

走りを進化させた新型プリウス、エンジン・電池・モーターを高出力化 - ITpro

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 フロントピラーを大胆に寝かせた走りを想起させるデザイン(図1)――。それに感化された新型「プリウス」の開発陣が目指したのは、進化させた走りである。トヨタ自動車のプリウスといえば、ハイブリッド車(HEV)の先駆け。だが、生まれ変わった新型プリウスは、もはや環境に優しいだけのクルマではない。

図1 斜め前から見た新型プリウス

図1 斜め前から見た新型プリウス

写真はZグレードで、排気量2.0Lエンジンを搭載する四輪駆動(4WD)のハイブリッド車(HEV)。(写真:日経クロステック)

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 実際、新型プリウスのZグレードやGグレードといったハイブリッド車(HEV)の上級グレード、およびプロトタイプである同プラグインハイブリッド車(PHEV)に試乗してみると、先代プリウスに対して、加速時のゆとりや応答性、旋回時の応答性や安定性が増していると感じさせられる(図2)。すなわち、より力強く軽快な加速と、より狙ったラインでの旋回(より意のままの旋回)を可能としている。

図2 新型プリウスのPHEV(プロトタイプ)

図2 新型プリウスのPHEV(プロトタイプ)

HEVの上級グレードと同様に、排気量2.0Lのエンジンを搭載する。同PHEVの発売は2023年3月を予定する。

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 新型プリウスがそのために取り入れたものの一部が、第5世代のハイブリッドシステムと、リアモーターの出力を高めた電動四輪駆動(4WD)システムである(図3、4)。

図3 エンジン排気量2.0LのHEV向け第5世代ハイブリッドシステム

図3 エンジン排気量2.0LのHEV向け第5世代ハイブリッドシステム

システム最高出力は、FF(前部エンジン、前輪駆動)車の場合で144kWと、先代プリウスの60%増。(写真:トヨタ自動車)

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図4 PHEV向け第5世代ハイブリッドシステム(プロトタイプ)

図4 PHEV向け第5世代ハイブリッドシステム(プロトタイプ)

システム最高出力は164kWと先代プリウスの82.2%増。(写真:トヨタ自動車)

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