島忠を巡っては、DCMHDが完全子会社化に向けてTOBを実施している
ニトリホールディングス(HD)は21日、同社がホームセンター大手島忠の買収を検討しているとの報道について「島忠も含めM&A(合併・買収)を通じた成長の可能性を日々検討している」とした上で、「現時点で決定した事実はない」とのコメントを発表した。島忠も同日「具体的な提案は受領していない」とのコメントを発表した。
同日の東京株式市場では島忠株には買いが集中して取引開始直後は値が付かず、午前9時半前に4780円と一時前日の終値から14%(585円)高の値を付けた。島忠へのTOB(株式公開買い付け)を進めているDCMホールディングスが提示した取得価格(4200円)を大幅に上回る水準で、ニトリHDによる買収価格引き上げへの期待感が強まっている。
一方のニトリHD株は前日の終値(2万2415円)から反発して取引を始めたものの、足元では売りが優勢となっている。また、DCMHDの株価は一時10%近くまで下落した。
島忠を巡っては、DCMHDが完全子会社化に向けて、10月5日から11月16日までTOBを実施している。買収総額は1600億円規模の見込み。島忠の経営陣はDCMHDの買収提案に賛同している。ニトリHDの提案はDCMHDに対抗する動きとなる。
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