Sunday, May 16, 2021

アウディスポーツが手がけた「RS Q3スポーツバック」に試乗。ハイパフォーマンスSUVの走りを確かめた。 - webCG

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全身からみなぎるヤル気

ご存じのように「RS」が冠されるということは、アウディにおいてその車種における最もパワフルなモデルであり、メルセデス・ベンツなら「AMG」、BMWなら「M」にあたる特別な一台ということになる。

アウディRS Q3スポーツバックの成り立ちを簡単に説明すると、ベースとなるのは「アウディQ3」。Cセグメント、すなわち「フォルクスワーゲン・ゴルフ」や「メルセデス・ベンツAクラス」に相当するコンパクトなサイズのSUV/クロスオーバーとなる。オーセンティックなSUVスタイルの「アウディRS Q3」とおしゃれクーペSUV版のアウディRS Q3スポーツバックの2本立てで、今回試乗したのは後者だ。

ベーシックなQ3は1.5リッター直4ガソリンエンジンと2リッター直4クリーンディーゼルエンジンをラインナップするけれど、RS Q3は最高出力400PSを発生する2.5リッターの直列5気筒ターボをボンネットに押し込んだ。フロントフードを開けると、5気筒エンジンが横置きされている絵面が実に新鮮。

駆動方式は当然ながらアウディ独自の4駆システムである「クワトロ」で、ちなみに2020年はクワトロ生誕40周年だった。

アウディRS Q3スポーツバックはパッと見た瞬間からいかにもやんちゃそうなたたずまいで、黒く輝くハニカムデザインのフロントグリルとか、がばちょと開いたエアインテーク、あるいは楕円(だえん)の左右振り分けの2本出しテールパイプが、「やったるでぇー」という雰囲気を醸し出している。リングに上った格闘家のように、ヤル気が全身からみなぎっている。

インテリアも、「クールで洗練された」という常套句(じょうとうく)で語られることが多い、いつものアウディとは少し趣が異なる。「RS」のロゴがエンボス加工されたスポーツシートや、要所に配されるアルカンターラ素材、あるいはアルミの装飾パネルや色鮮やかなステッチなどが、わかりやすく「スポーティー」と「プレミアム」をアピールしている。

コンパクトSUV「Q3/Q3スポーツバック」のトップパフォーマンスモデルとして、2020年10月27日に導入された「RS Q3/RS Q3スポーツバック」。今回試乗したのは、クーペフォルムが目を引く後者。
コンパクトSUV「Q3/Q3スポーツバック」のトップパフォーマンスモデルとして、2020年10月27日に導入された「RS Q3/RS Q3スポーツバック」。今回試乗したのは、クーペフォルムが目を引く後者。拡大
フロントに横置きされるオールアルミ製の2.5リッター直5直噴ターボエンジンは、最高出力400PS/5850-7000rpm、最大トルク480N・m/1950-5850rpmを発生。「Sトロニック」と呼ばれる7段DCTを組み合わせている。
フロントに横置きされるオールアルミ製の2.5リッター直5直噴ターボエンジンは、最高出力400PS/5850-7000rpm、最大トルク480N・m/1950-5850rpmを発生。「Sトロニック」と呼ばれる7段DCTを組み合わせている。拡大
ベースの「Q3スポーツバック」よりも全幅が15mm拡大されている「RS Q3スポーツバック」。ブリスター形状のフェンダーは、往年の「アウディ・クワトロ」をモチーフにしたもの。
ベースの「Q3スポーツバック」よりも全幅が15mm拡大されている「RS Q3スポーツバック」。ブリスター形状のフェンダーは、往年の「アウディ・クワトロ」をモチーフにしたもの。拡大
今回の試乗車には、カメラシステムと連動し配光を自動調整するオプションの「マトリクスLEDヘッドライト&ダイナミックインジケーター」が装備されていた。
今回の試乗車には、カメラシステムと連動し配光を自動調整するオプションの「マトリクスLEDヘッドライト&ダイナミックインジケーター」が装備されていた。拡大

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