総務省は、国内外の携帯電話や固定電話の料金を比較する調査結果「電気通信サービスに係る内外価格差調査」を発表した。調査対象都市は東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフ、ソウルの6都市。各都市における2021年3月時点の料金に基づいて比較されている。あくまで料金での比較で、通信エリアの広さや通信品質の違いには触れられていない。
MNOの4G料金、無制限プランが他国に比べて安い
大手携帯電話会社(MNO)の4Gプラン(サブブランドを含む)の料金に関して、最も安い料金プラン(後払い)で比較した場合、東京は2GB、5GB、20GBのプランで他国と比べて中位という結果になった。一方、データ容量が無制限のプランは他国と比べて安いという結果になっている。
各国におけるシェア1位の事業者(日本はNTTドコモ)同士を比べた場合、東京は2GB、5GB、無制限のプランで他国と比べて中位、20GBプランで比較的安めという結果になった。この比較において、東京は4Gの無制限プランの提供がないため、データ容量60GBのプランで比較されている。
MVNOの料金は他国と比べて高め
MVNOの料金プラン(後払い)に関して、シェア1位の事業者(日本はIIJ)の料金を比較した場合、2GB、5GB、20GBのいずれのプランでも他国と比べて料金が高めであることが判明した。
MNOの5G料金、プランによっては他国より安い
MNOの5Gプランの料金に関して、最も安い料金プラン(後払い)で比較した場合、東京は2GBや5GBのプランでは中位となるが、20GBや無制限のプランでは他国よりも安いという結果になった。
最もシェアが高い事業者同士で比較すると、東京は2GB、5GB、20GBのプランで他国より安くなる一方、無制限のプランの料金は中位という結果になっている。
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