5月23日午後1時12分ごろ、「水上バイク爆発」というニュースが流れた。「高松漁港内のスロープ付近で水上バイクが燃えている。けが人もいる」と、118番通報があった。 高松海上保安部からの発表によると、男性1名、女性2名が水上バイクに乗船し、出港しようとエンジンをかけたところ、「ドン」という音とともに、3名が海中に投げされたという。 火は30分程度で消し止められ、水上バイクはエンジン部分が焼けたものの、海上に油の流出は認められなかった。
乗っていた3名は高松市内の病院に搬送された。それぞれ、全治1~2週間程度のケガを負ったが命に別状はない。 現在、火の出た原因の詳細な調査が行われているところである。
ガソリンを使っている乗り物は、「燃える」可能性を常に秘めている
編集部は数年前に取材で行ったアメリカで、実際にプレジャーボートが爆発・炎上するのを見た。ボートのエンジン始動とともに、大きな爆発音と燃え上がる炎、そして、多くの消防車と救急車がやって来る大騒ぎとなった。 さまざまな要因が重なって爆発事故が起きたのだと思う。しかし、少し注意するだけで防げるなら、未然に防ぎたい。
水上バイク専門誌として、水上バイクのメカニズムに詳しい、プロのマシンコンストラクター(水上バイクの専門家)・藤江功一氏に、今回の爆発事故について話を聞いた。
――水上バイクが爆発・炎上するというのは、どういう状況になっているのですか?
藤江 私の知る限り、水上バイクの爆発事故は10年で2件ほどあります。水上バイクが爆発する原因はガソリンしかありません。密閉されたエンジンルーム内に揮発したガソリンが充満し、何らかの原因で引火したと考えます。
この事故の直接の原因は、現在、調査中とのことで分かりませんが、ガソリンが爆発の原因になっていることは間違いありません。ゴムホースの劣化など、何らかの原因でエンジンルームにガソリンが充満していれば、シートを外した段階で気が付くケースも多いはずです。
――特に気を付けるべきことを教えてください
からの記事と詳細 ( 水上バイクがエンジン始動で大爆発 高松漁港で火柱が上がる(ワールドジェットスポーツマガジン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/2QPvjCe
0 Comments:
Post a Comment