マツダが誇る次世代エンジン「スカイアクティブX」を搭載したモデルがついに発売された。ということで、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員でジャーナリストの塩見智(しおみ・さとし)が、その実力に迫ってみた!
■ガソリンとディーゼルのイイトコ取り!?
電気電気とやかましい自動車業界だが、内燃機関も話題がないわけではない。マツダが理想の内燃機関とうたい、開発を続けてきたスカイアクティブXエンジンがついに実用化を果たしたのだ。
ガソリンエンジンとディーゼルエンジンのイイトコ取りといわれるこのエンジンが載ったマツダ3を市販前に公道でテストすることができた。
そもそもマツダ3とはいったいどんなクルマか。マツダの後に数字の3がつくだけ。3が車名? マツダは「マツダ3」が車名だと説明する。これまで日本でアクセラと呼んできたモデルを、今回のモデルチェンジを機に海外での車名に合わせてマツダ3へと変更したのだ。
デビューは昨年5月。極太Cピラーやボディサイドをえぐったスタイリングが話題を呼んだ。ハッチバックとセダンがあり、エンジンは当初1.5L直4と2L直4のガソリン、1.8L直4ディーゼルターボの3種類で発売された。
ボンネットが低く、獲物に襲いかかる直前の野生動物のようなスタイリングは問答無用にカッコいい。元より評判の高いシャシー性能も備わるグッドカーなのだが、発売前から「本命は後で追加されるスカイアクティブXエンジン搭載モデル」という触れ込みだったため、まだ神髄には触れられていない気がしてモヤモヤしていた。
しかも、なかなか追加されないために「マツダが求める性能に達していないのではないか」と推測するメディアもあったが、無事に12月5日に発売されたわけである。
スカイアクティブXが用いる火花点火制御圧縮着火技術とは何か? 通常、ガソリンエンジンはガソリンと空気の混合気を燃焼室へ送り、圧縮したところに火花を飛ばして燃焼させる。これに対しディーゼルエンジンは燃焼室へ空気だけを送ってひたすら圧縮。圧縮されて加熱した状態の空気に軽油を噴射して自着火させ燃焼させる。
ガソリンは静かで振動が少ない代わりに効率が低く、ディーゼルはうるさく振動が多い代わりに効率が高いなど、相反するメリットとデメリットを持つ。
長年、ガソリンをディーゼルのように自着火できればイイトコ取りできるのでは、と研究されてきたが、ガソリンを自着火できれば理論的には素晴らしい効率を得られるものの、現実的には圧縮途中で異常燃焼が起き、うまく性能を発揮できないといわれてきた。
そこでマツダは自着火にこだわるのではなく、スパークプラグを使って燃焼室に火花点火による小さな燃焼(爆発)を発生させ、その圧力によって燃焼室の他のゾーンで圧縮着火(自着火)を起こすことに成功したのだ。
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January 02, 2020 at 04:00AM
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マツダの「スカイアクティブX」は究極のガソリンエンジンか? マツダ3試乗で徹底検証してみた(週プレNEWS) - Yahoo!ニュース
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