
しかし、それは絶大なる支持を集め、2021年1月にはシリーズ累計35万台のセールスを達成するなど、ドゥカティきってのべストセラーモデルとなった。 人気を得たモンスターはさまざまなバリエーションモデルを展開していき、それこそスーパーバイク顔負けのレーシーなモデルからフレンドリーなものまで、また、排気量違いも豊富にラインアップ。 日本専用ともいえる400ccモデルも登場するなど、そのファミリーは大きな広がりを見せた。 そして2021年モデルで、世代的には4代目となった新型モンスター。 最新ラインアップではオプション装着車の「+」の他には排気量バリエーションもなく、マシン自体の選択肢は一択。名称もシンプルに「モンスター」と、原点回帰したかのようである。 アドベンチャーのムルティストラーダがテーマに掲げる「4バイクス・イン・ワン」ではないが、「ニューモンスター・ハズ・エヴリシング」とでも言うのだろうか。 電子制御のアップデートなどにより、モデル展開が一本化されたとも考えられる。
新型モンスターのフレーム「トレリス構造ではなくアルミ製フレームに」
ニューモンスターのトピックは、まず、ドゥカティ伝統のトレリスフレームを廃したことだろう。その決断は初代モンスターが「レーシングマシン由来の車体」だったことに基づいているという。 新型モンスターに採用された軽量コンパクトなアルミフレームは、スーパーバイクの最先端で走っているパニガーレV4のフロントフレームと同じ思想により作られたもの。 もともとのトレリスフレームは職人技とも言えるスチールパイプの組み合わせによって絶妙な剛性コントロールを行っていたが、それらの剛性バランスを解析・数値化できるようになったという技術の進化もこの転換を後押ししたのだろう。
からの記事と詳細 ( ドゥカティ新型モンスター試乗「脱トレリスフレーム&937ccの新エンジン、すべては軽さと走りのために」(モーサイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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