Friday, July 9, 2021

NY円、反落 1ドル=110円10~20銭 米株反発で円売り - 日本経済新聞

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【NQNニューヨーク=古江敦子】9日のニューヨーク外国為替市場で円相場は横ばいを挟んで5営業日ぶりに反落した。前日比40銭円安・ドル高の1ドル=110円10~20銭で取引を終えた。米株式相場が大幅に反発した。投資家心理が強気に傾き、低リスク通貨の円が売られた。米長期金利の上昇で日米金利差の拡大を見込む円売りも出た。

ダウ工業株30種平均が過去最高値を更新し、投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方が強まり、円売り・ドル買いを促した。米債券市場では長期金利の指標である10年物国債利回りが前日比0.07%高い1.36%まで上昇し、円売りにつながった。

ただ、円の下げ幅は限られた。リスク選好が強まる局面ではドルは円と同様に売られやすい。ユーロやオーストラリアドルなどに対してドルが下落し、対円でのドル売りに波及した面もあった。

来週は6月の米消費者物価指数や小売売上高が発表され、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言に臨む。注目イベントを控え、持ち高を一方向に傾ける取引がやや手控えられたとの指摘があった。

円の安値は110円25銭、高値は109円94銭だった。

円は対ユーロで5営業日ぶりに反落し、前日比70銭円安・ユーロ高の1ユーロ=130円70~80銭で取引を終えた。米株式相場の上昇で低リスク通貨の円はユーロに対しても売り優勢となった。

ユーロは対ドルで続伸し、前日比0.0035ドル高い1ユーロ=1.1875~85ドルで終えた。米株高を受け、ユーロ買い・ドル売りが広がった。この日の高値は1.1881ドル、安値は1.1856ドルだった。

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