エネルギー消費や環境に関する研究情報を発信するサイトFrontiers in Energy Researchに公開された論文によると、EPFLの研究者はトラックの排気管を通過するCO2を取り込み、ルーフ上に設置するタンクに液化炭酸ガスとして貯蔵する方法を編み出したとのこと。
EPFLで開発された技術コンセプトでは、ディーゼルエンジンからの排気ガスをまず冷却して水分を分離、残ったガスから温度スイング吸着法(TSA)でCO2を有機金属構造体(MOF)に吸着させて取り出します。タンクに回収した液化CO2はトラックの行き先や給油所などで回収し、燃料に変換したりその他の用途に活用されます。
トラックやバスと言った大型のディーゼルエンジン搭載車すべてにこの技術を適用すれば大幅なCO2排出量削減につながることが期待されます、ただし、システムを適用するにはCO2を蓄えるために2mほどの大きなタンクを搭載する必要があり、液化CO2を満杯にすると積載貨物量を一定量圧迫することになります。
EPFLはあくまでこの技術はコンセプトだとしており、実用化には数年の歳月を要すると見積もっています。発表時点では、次のステップとして、システムのプロトタイプを作り実際にうまく機能するかを確認しなければなりません。
とはいえ、実用化ができればこの技術はトラックだけでなく、バスや船舶などあらゆるディーゼルエンジン搭載の機械に適用でき、さらにはガソリンなど別の燃料を使う内燃機関にも適用できるとEPFLは述べています。効果的なCO2排出削減策でありながら既存のエンジンに後付けできるところも、導入のハードルを下げる要因になりそうです。
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December 24, 2019 at 10:45AM
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トラックのCO2排出を90%削減する技術コンセプト発表。既存エンジンに後付け可能 - Engadget 日本版
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