欧州連合(EU)はサステナブル投資を分類するための新しい基準を発表した。経済の運営方法や資金の流れを変え、世界中に影響を与えるだろうと、欧州委員会のマクギネス委員(金融サービス担当)が語った。
22日に発表された分類システムについて同委員は「経済と金融の世界のリエンジニアリング」にほかならないとし、「進む方向は一つだけだ」と述べた。
バイデン米大統領が主催する気候変動サミットに先立ち、欧州委は初のグリーン投資基準を発表した。これに基づいて再充電可能電池やエネルギー効率化機器、低排出ガス車の生産や風力および太陽光発電所の建設に携わる事業者が正式なグリーンの認定を取得できるようになる。欧州委はまた、気候報告要件を大幅に拡大し 欧州の約5万社を対象とするよう求めた。
EUはグリーン投資のための分類法、いわゆる「タクソノミー」が、パリ協定に沿った気候変動抑制のためのプロジェクトに資金を振り向ける方法についての世界的議論に影響を与えることを期待している。グリーン投資機会に対する需要が記録的な高さにある今、EUの分類法が経済活動をサステナビリティーに向かわせるインセンティブになるとみている。
欧州委のドムブロフスキス副委員長はインタビューで、「EUは世界で最初のタクソノミーを提唱している。これは初のグリーン経済活動の包括的リストだ」とし、「この分類法が国際的に使用される可能性がある」と述べた。
原題:
EU Eyes ‘Re-Engineering’ of Global Finance With Green Standards(抜粋)
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