Chaos ToolkitでVMSSに挿入できるカオス
Chaos Toolkitでは、VMSSに対するカオスとして、以下のアクションが用意されています。
# | アクション名 | 内容 |
---|---|---|
1 | burn_io | VMSS内のVMの1秒あたりのディスクI/O操作を増加させる。 |
2 | deallocate_vmss | VMSS内のVMの割り当て解除する。 |
3 | delete_vmss | VMSS内のVMを削除する。 |
4 | fill_disk | VMSS内のVMのディスクをランダムデータで埋める。 |
5 | network_latency | VMSS内のVMの応答時間を増やす。 |
6 | restart_vmss | VMSS内のVMを再起動する。 |
7 | stop_vmss | VMSS内のVMを停止する。 |
8 | stress_vmss_instance_cpu | VMSS内のVMのCPU使用率が100%となる負荷をかける。 |
VMSSに対する実験
カオスを挿入するシステム
今回はVMSS内のVMの停止を発生させ、VMSS内の自動復旧機能が動作することを確認する実験を行います。
NGINXをインストールしたカスタムイメージを作成し、VMSS内でそのカスタムイメージからVMを作成します。VMSSへのリクエストはロードバランサー経由でインターネットから到達させます。
VMのカスタムイメージの作成は下記を参考にしてください。
VMSSおよびロードバランサーの設定は下記を参考にしてください。
VMSSによる自動修復の詳細な設定手順はこちらをご参照ください。ここでは、VMSSの自動修復機能を利用する上で最低限必要な2つの設定についてのみ説明します。
まず、スケーリングの設定を以下にすることで必ずVM数を2に維持できます。何らかの理由でVMが削除されてしまってもVMが再作成されます。
さらに、正常性と修復の設定を以下にすることで正常なVMのセットを維持できます。ロードバランサーの正常性プローブによって異常な状態であることが判明した場合、この機能により問題のあるVMと新規作成されたVMが置き換えられます。
からの記事と詳細 ( カオスエンジニアリングで急なVMの停止に備えよう~Azure 仮想マシン スケール セット(VMSS)にカオス挿入 - CodeZine(コードジン) )
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