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線状降水帯による大雨に見舞われたかと思ったら、今度は台風の季節。近年は災害級の大雨が頻繁に発生していて、大雨への備えは、常にしておきたいところ。大雨の際は、できる限り安全な場所で様子をみる、というのが最善策ですが、どうしても移動しなければならないとき「クルマならば……」と考えてしまいがち。 線状降水帯に注意!大雨に備えて車内に備えておくべきもの3選 雨の日の運転は視界が悪いため、他のクルマや歩行者、二輪車に気を付けなくてはなりませんが、大雨の際に、とくに気を付けなければならないのが「道路の冠水」です。高架下など、少し低くなっている箇所では、ちょっとした大雨でも冠水していることがあります。道路の状況がわからないほど、一面が冠水しているところへ突っ込む人はいないかと思いますが、冠水の程度がそれほどでもなかったとき、「このくらいなら大丈夫だろう。」と安易にクルマを進めてしまうと、最悪の場合、エンジンがかからなくなってしまうことも。 なぜ、エンジンがかからなくなるのでしょうか。クルマが安全に走行することができる水深についても解説していきます。
■「タイヤの下半分まで」が目安
冠水した道路へ進入したことによるエンジン停止の要因については、次の3つが考えられます。 1.空気不足 エンジンは、気筒内部で燃料と空気の混合気を爆発させるので、空気は必須。冠水した道路に進入したことで、吸気口や排気口が閉ざされてしまうと、気筒内に空気を取り込むことができず、ピストンを押し返す力が弱くなり、最終的には「すとんっ」と停止してしまいます。 2.エンジンの破損 「ウォーターハンマー現象」といいますが、水が気筒内に浸入してしまうことで、ピストンに無理な力が働いてしまい、「バンッ!!」と大きな音とともに白煙をあげ、エンジンが故障してしまいます。 3.電気的なトラブル 浸水によって、電気回路が腐食したり漏電したりすることで、必要な電気通信が正しく行えず、クルマが異常状態と判定、エンジンを停止させてしまいます。 一般的に、排気口も通信ネットワークの配線も、フロアの高さに配設されるため、フロアと同程度の高さにあるタイヤの下半分が水に浸かると、こうした異常が発生しやすくなります。
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