2019年シーズンのフェラーリは、パワーユニットやエンジンで”何か違法なこと”をしているのではないかと、疑いを持たれることが多かった。しかしチーム代表のマッティア・ビノットは、毎年恒例のメディアランチで、これについて改めて否定した。
2019年シーズン前半を未勝利で終えたフェラーリだったが、夏休み明けにはパフォーマンスが急上昇。特にストレートスピードが向上し、ベルギーGPから3連勝、そして6戦連続ポールポジションを獲得した。しかしこの突然の戦闘力向上には、疑いの目が向けられることになった。
フェラーリはパワー面でのアドバンテージを認めつつも、空力効率を追求したことが、最高速向上に繋がったと主張し続けた。しかしライバルチームはこれに納得せず、最終的にはFIAが、燃料流量規制やオイル燃焼に関する複数の技術指令を発する事態となった。
この技術指令が出された後、フェラーリのパフォーマンスは再び低迷。ライバルは取り締まりの結果だと確信したが、フェラーリはエンジンの面では何も変わっておらず、サーキットの特性やセットアップの変更により、パフォーマンスに影響が及んだと説明した。
フェラーリのビノット代表は、同チームが毎年年末に行うメディアランチに出席し、motorsport.comを含む複数のメディアに対して次のように語った。
「シーズン全体を見れば、我々は最も検査を受けたチームのひとつだった。それは、技術指令が出された前後に集中していた」
「確かに我々は、シーズン中にパフォーマンス上のアドバンテージを手にした。そして、多くのチェックを受けることになったのだ」
「チェックされるのは正常なことだと思う。そして良いことだ。なぜならそのことにより、合法性を証明することになるからね」
「技術指令が出された後、我々のマシンに対するチェックの回数が増えた。その結果はFIAに報告され、詳細が議論された」
「FIAとの協力関係によってできることは、すべて行われた。シーズン後半に、エンジンのオペレーションを変更したという事実はない。どういうわけか、我々のパワーユニットが完全に合法だということを示しているようだね」
「もし非合法なモノがあったのなら、ごく初期の段階でそれが明らかになっていただろう」
2014年に現行の”パワーユニット”に関するレギュレーションが導入されて以来、強さを発揮し続けてきたのはメルセデスだった。しかしそんな状況から脱却し、メルセデスを上回ることができたことについて、ビノット代表は「非常に満足している」と語り、その進歩に伴い、合法性に関するチェックが増えることを予想していたと明かした。
「我々は徹底的にチェックされた」
ビノット代表はそう語った。
「しかし最終的には、我々のパフォーマンスを非常に誇りに思っている。そしてパワーユニットの面では、優位に立てていることを確信している」
一方でフェラーリのCEOであるルイス・カッミレーリは、シーズン中チームに寄せられた告発に不満を抱いている。
「フェラーリは公開企業だ。そして世界中に知られている。誠実であること、そしてコンプライアンスが重要なのだ。これらの疑惑に目を向けようとする時には、人々はそのことを考慮する必要があると私は思う」
アブダビでの燃料搭載量”違反”問題……その原因は未だ分からず
最終戦アブダビGPでフェラーリは、シャルル・ルクレールのマシンに搭載されていた燃料の量が申告した数値と合わなかったとして、5万ユーロ(約610万円)の罰金を言い渡された。
チームはこの裁定を受け入れたが、ビノット代表曰く、今も燃料搭載量に差が生じた理由は明らかになっていないという。
「複数の測定値があったが、全て一貫勢があった」
そうビノット代表は説明する。
「ひとつの測定値のみが一致しなかったのだ。我々は気づいていなかったが、レースが終わった後、文書によって通知された」
「その時点では、すでに燃料は消費されてしまっていたため、検証することはできなかった。その(アブダビGPの)日曜日の時点では、ひとつを除く全てのデータに一貫性があったが、何が起きたのかを見直す方法すらなかったんだ」
「その測定で何が起きたのか、説明できる人は誰もいないのだ」
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December 17, 2019 at 05:02PM
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「我々のエンジンは合法だ!」フェラーリ代表、戦闘力向上に”自信” - Motorsport.com 日本版
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