Monday, December 9, 2019

北「重大実験に成功」 ICBMエンジン燃焼か:国際(TOKYO Web) - 東京新聞

 【ソウル=境田未緒】北朝鮮の国防科学院報道官は八日、北西部東倉里(トンチャンリ)にある「西海(ソヘ)衛星発射場」で七日午後、重大な実験を実施し、成功したと発表した。朝鮮中央通信が伝えた。実験内容は不明だが、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に使われるエンジン燃焼実験の可能性があり、米国との間で緊張が高まりそうだ。

 報道官は、結果を朝鮮労働党中央委員会に報告したとして「結果は遠からず、北朝鮮の戦略的地位を再び、変化させるのに重要な作用をするだろう」とした。非核化を巡る米朝交渉で北朝鮮が「期限」とする年末が近づく中、より強力に米国に譲歩を迫っているとみられる。

 東倉里は二〇一二年、人工衛星運搬ロケットだとする事実上の長距離弾道ミサイルを発射したミサイル基地のある場所。一八年六月のシンガポールでの米朝首脳会談後、基地の解体の動きがあり、同年九月の南北首脳会談でも永久廃棄することで合意したが、今年二月のハノイでの米朝首脳会談が物別れに終わった後、復旧の動きが出ていた。

 今回の実験を巡っては韓国の専門家から、ICBMの固体燃料の燃焼実験との見方が出ている。固体燃料は液体燃料に比べて発射の準備時間が短く、発射の兆候を探知するのが難しい。

 トランプ米大統領は八日、ツイッターへの投稿で北朝鮮が「敵対行動に出ればすべてを失うだろう」とけん制。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は昨年六月の米朝首脳会談で「強力な非核化協定」に署名したとして、非核化協議の進展を促した。また、正恩氏は自分との特別な関係を無効にしたり、来年十一月の米大統領選を妨害したりすることは望んでいないと強調した。

◆北朝鮮「非核化は既に交渉対象外」 国連大使声明

 【ニューヨーク=赤川肇】北朝鮮の金星(キムソン)国連大使は七日、非核化を巡る米国との交渉について「米国と長々と協議する必要はなく、非核化は既に交渉の対象外だ」と主張する声明を出した。トランプ米政権に譲歩を促す狙いがあるとみられる。

 声明では、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けて四日に開かれた国連安全保障理事会の会合後、欧州連合(EU)六カ国が北朝鮮を非難した共同声明に対し「正当な国防力強化策への挑発だ」と反発。「米国の飼い犬の役割を果たそうとしているが、何の見返りがあるのか」と述べた。

 その上で、米国の北朝鮮との対話姿勢について「『持続的かつ実質的な対話』と言うが、単に国内課題のために朝米対話を都合よく使う時間稼ぎにほかならない」と非難した。

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