Thursday, February 27, 2020

50ccエンジン 目指せ世界最速 創立100周年へ 宇都宮工高 生徒ら始動:栃木(TOKYO Web) - 東京新聞

蔦さんの講演に耳を傾ける機械科の生徒ら

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 宇都宮工業高校の生徒たちが、創立百周年記念事業として、二輪や四輪自動車の最高速度を競うアメリカのレース「ボンネビル・スピードウィーク」出場を目指すことになった。活動を支援する本田技術研究所(さくら市)やスバル航空宇宙カンパニー(宇都宮市)といった県内の自動車関連企業と連携して、世界最高速度の更新を狙う。 (小川直人)

 「ボンネビル・スピードウィーク」は、米国・ユタ州の広大な塩湖跡の平原に開設される直線コースで開かれる。二輪や四輪自動車で排気量や使用する燃料の違うさまざまなカテゴリーで最高速度を競う。

 ものづくりの技術者育成が目的で、自動車メーカーの工場や関連企業の多い県ならではの活動として、企業に支援を依頼した。同校はこれまで、レース用の部品の開発や乾電池で走るフォーミュラーカーの製作などに、県内の企業と連携して取り組んでいたことから協力が得られた。

 企業の担当者らを集めたミーティングが二十五日に同校であり、今後のスケジュールなどを確認した。小林綱芳校長は「『メード・イン・栃木』の人材育成のため、ものづくりの魂を吹き込んでほしい」と担当者らに要請。フォーミュラーカー製造などに取り組むイケヤフォーミュラ(鹿沼市)の池谷信二社長は「高校生がやることに意義がある。生徒の将来を方向付ける活動になると良い」と期待した。

今後のスケジュールなどを話し合う企業側の担当者ら=いずれも宇都宮市で

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 これに先立ち、二〇一六年八月の同大会に出場した経験を持つ本田技術研究所の蔦佳佑さん(34)が講演し、同校機械科の二年生と科学技術研究部の生徒約八十人が聞き入った。

 蔦さんは塩湖跡という過酷な環境や危険と隣り合わせのレースについて解説。「安全性を強く意識してほしい。もがきながらも自分をステップアップできる最高の舞台だ」とエールを送った。同研究所は、エンジン関連技術の支援や活動全般のアドバイスを行う。

 五〇ccのバイクのエンジンを使う部門に参加する計画で、科学技術研究部員を中心に生徒二十人ほどが参加する予定だ。五〇ccの最速は時速二百三十キロにも達する。カーボン素材などを使って細長い流線形のオリジナルのボディーを作るという。

 同部部長の見木廉旺(けんもくれんおう)さん(二年)は「塩が車両にどう影響するか気になった。自分たちの発想で対処できたら」、若森光太朗ホドリゴさん(同)は「ワクワクする。旋盤などを使ったパーツ作りで貢献したい」とそれぞれ抱負を話した。

 新年度から車両の製作に取りかかり、最短で二〇二一年八月の同大会出場を目指す。創立百周年を迎える二三年度までには、世界記録を更新できるよう取り組む。

2016年のレースで使われた本田技術研究所の車両(同研究所提供)

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1 comment:

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