沖縄県内の新型コロナウイルス感染拡大傾向が続いている。１週間当たり新規感染者は、７日で７１２人と過去最多に。拡大は「第４波」の様相が鮮明になり、県はウイルス変異株への警戒を強める。
沖縄県庁
県内で初めて陽性者が確認されたのは昨年２月。４月の「第１波」で、政府は最初の緊急事態宣言を発出。その後、対象地域は全国に拡大した。県も独自に最初の緊急事態宣言を出し、遊興施設など７業態への休業と外出自粛の要請に踏み切った。
７月下旬の「第２波」では県が独自に緊急事態を宣言。８月には過去最多１５６人の新規感染者数が確認された。
その後は新規感染者数は減少傾向が続くが１０月以降に「第３波」の流行が発生。県は１２月に那覇市や浦添市などを皮切りに流行が続く地域の飲食店に時短営業を要請。さらに今年１月には３回目となる県独自の緊急事態宣言を出し、感染の抑え込みに取り組んだ。
新規感染者数の推移を示す棒グラフは乱高下を繰り返す。県も国も「感染の抑え込み」と「経済回復」といういわゆる「エンジンとブレーキ」の扱いに苦慮している状況が続く。
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