optimaXを導入することにより、以下のようなメリットが期待できます。
①設備稼働率の維持・向上:故障や不具合の予兆検知・保全によるダウンタイムの最小化、平均故障間隔(時間・走行距離):MTBF、MKBF/平均復旧時間:MTTRの最適化(注1)
②運転・保守コストの最適化、リソースの適正化:業務効率化、保守要員削減、予備品在庫適正化
③安全性向上・事故防止:故障や不具合を予防するための定期的な保全(予防保全)の最適化
④サイバー・セキュリティの強化 :三菱重工独自技術「InteRSePT®」(注2)の採用
optimaXの機能マップ
これまでMHIENGは、全自動無人運転車両システム(AGT)(注5)などといった新交通システムの運転状況をリアルタイムで遠隔監視するサービスを開発・提供してきましたが、2019年4月にDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を統括・牽引する部門「デジタライゼーション・開発部」を設立、optimaXの開発を進めてきました。2021年4月からは、DXへの対応を加速させるため「DX推進・開発管理部」に改称、組織を強化しています。同部門により、新交通システムをはじめとするモビリティ分野における深層学習などのAI技術を活用した異常予兆検知や、CO2回収装置などのプラントにおける余寿命診断による安全性の向上などといったデジタルサービスの研究開発を進め、社会インフラを担うビジネスパートナーのニーズを反映した新しいビジネスモデルへの変革・伸長につなげます。
MHIENGは、三菱重工グループにおける成長領域であるカーボンニュートラル社会の実現に向けたエナジートランジション(低環境負荷エネルギーへの転換)、モビリティの電化・知能化やサイバー・セキュリティの民需領域への適用の一翼を担う事業会社として、三菱重工や各事業会社と連携し、便利で快適な生活、安全・安心な社会の構築に貢献していきます。
(注1)MTBFは「Mean Time Between Failure」、MKBFは「Mean Kilometers Between Failure」、MTTRは「Mean Time To Repair」の略です。
(注2)Integrated Resilient Security and Proactive Technologyの略で、三菱重工の登録商標です。未知のサイバー攻撃に対するリアルタイムの異常検知および対処を可能とする、重要なインフラ(社会基盤)などの制御システム向けサイバー・セキュリティ技術で、安心・安全なシステム運用の実現に貢献します。詳しくは以下のサイトをご覧ください。
https://www.mhi.com/jp/news/18042501.html
(注3)TBM=Time Based Maintenance:故障の有無にかかわらず、日・週・月・年などの単位で定期的に決められた点検・保守を実施するという考え方です。
(注4)CBM=Condition Based Maintenance:機器・設備の状態に応じて最適タイミングで保全を実施し、安全を確保し保守コストを低減するという考え方です。
(注5)AGT=Automated Guideway Transit:電力駆動により完全自動走行する新交通システムで、ゴムタイヤ方式を採用しているため走行が滑らか、かつ低騒音であるのが特徴です。
■三菱重工業株式会社
ウェブサイト:https://www.mhi.com/jp/
オンラインマガジン「SPECTRA」(日本語):https://spectra.mhi.com/jp
公式Twitter:@MHI_GroupJP
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