Tuesday, September 7, 2021

ソフトバンクG、ドイツテレコム株取得し2位株主に-取締役派遣 - ブルームバーグ

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ソフトバンクグループは7日、ドイツの通信大手 ドイツテレコムの株式2億2500万株を取得し、同社の第2位株主になると発表した。両社が戦略的パートナーシップを結んだ上で、ソフトバンクGは保有する米携帯電話事業者 TモバイルUSの株式約4500万株と引き換えに、新たにドイツテレコム株を取得する。

SoftBank Group Headquarters Ahead of Earnings Report

ソフトバンク本社(都内、2月)

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  発表資料によると、ソフバンクGはドイツテレコム株の4.5%を保有する第2位株主となり、取締役会の議席も取得予定だ。ドイツテレコムはTモバイル・ネザーランドの売却資金を使って約2000万株のTモバイル株をソフバンクGから追加取得する見込みで、3日時点の終値換算で27億2000万ドル(約3000億円)となる。

  事業面では、300社以上あるソフバンクGの投資先企業は、ドイツテレコムが抱える欧米の約2億4000万人の顧客にアクセスすることが可能になる。一方、ドイツテレコムは加入者1人当たりの月間平均売上高(ARPU)の向上や解約率の改善につなげたい考え。

  SBI証券の森行真司アナリストは、「ディールが一歩進んだ。追加資金の必要がなく、欧州拠点を持てたのはポジティブだ」とみている。さらに、ソフバンクGのポートフォリオ企業がドイツテレコムの顧客と接触できることで、「ドイツテレコムにとてもハッピーだ」と述べた。

  ドイツテレコムの経営陣は、次回年次総会でソフバンクGのマルセロ・クラウレ副社長をドイツテレコムの監査委員に選任するという提案を支持する予定だという。ソフバンクGの広報担当者によれば、クラウレ氏は取締役会に出席する予定だ。

  7日の取引で午前中から急騰していたソフバンクG株は、午後の発表を受けて一段高。日中上昇率は昨年12月10日(19%)以来、9カ月ぶりの大きさとなり、前日比9.9%高の6943円と大幅に3日続伸して終えた。

ソフトバンクG株急騰、日経平均に出遅れ感ー中国リスクで上値限界も

ソフトバンクG株の過去6カ月の推移

(2段落にソフトバンクGが受ける対価について追記します)

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