学校と保護者、児童生徒の3者をネット上でつなぎ、円滑な情報共有に特化した教育用のICTツール「スクジュール」。今年4月のリリース以降、県内2校、首都圏3校で試験的に導入が始まった。新型コロナウイルスの感染状況に左右されない教育機会の確保に向けてオンライン学習の動きが広がる中、さらなるニーズの掘り起こしを進めている。
スクジュールの機能は行事予定やお便りの配信▽保護者との欠席遅刻早退の連絡▽児童生徒の学習計画記録共有-の三つ。既存ICTツールでは生徒に対する学習支援に特化したものが多く、保護者を含めた3者間での共有機能は少なかったという。芝切祐貴代表(44)は「学習コンテンツではなく、プラットフォームの提供を目指した」と振り返る。
スクジュールによって、これまで児童生徒に紙を配って情報共有してきた行事予定やお便りをネット上で一元管理することができ、教職員の負担軽減が可能になる。学習計画や記録を3者で共有することで学校と保護者が二人三脚で学習を見守る形につなげる狙いもある。
芝切代表自身がかつて教員だった経験を生かし、設計は誰でも使いやすい「シンプルさ」を追求した。スクジュールは学年やクラス単位での導入が可能という。「学校に通えなくなった時にも、3者がつながった状況が維持できる。コロナ禍で困っている学校の助けにもなれば」と力を込めた。
企業情報 富士宮市野中866の1。2003年創業。従業員3人。
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