【NQNニューヨーク=川上純平】26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比15ドル73セント(0.04%)高の3万5756ドル88セントで終えた。市場予想を上回る米主要企業の2021年7~9月期決算が相次ぎ、好感した買いが入った。良好な米経済指標が発表されたのも株式相場を支えた。
米主要企業の好決算を受け、投資家の先高観が広がっている。ダウ平均の構成銘柄ではないが、26日は物流大手のUPSが市場予想を上回る決算を発表し、7%高で終えた。
26日発表の10月の米消費者信頼感指数は113.8と、前月(109.8)から低下すると見込んでいた市場予想に反して上昇した。個人消費の改善期待が強まった。
もっとも、短期的な過熱感で利益確定売りも出て、ダウ平均の上値は重かった。取引終了後にソフトウエアのマイクロソフトや検索サイトのアルファベットなど主力ハイテク企業が決算発表するのを控え、様子見の投資家も多かった。
ダウ平均の構成銘柄ではネットワーク機器のシスコシステムズや日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が上昇した。半面、半導体のインテルや航空機のボーイングは下落した。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。前日比9.009ポイント(0.1%)高の1万5235.715で終えた。一時は1万5384.000まで上げ、9月7日に付けた過去最高値(1万5374.328)を上回った。
半導体のエヌビディアが大幅高となったほか、ネット通販のアマゾン・ドット・コムも上昇した。25日の決算発表を受け、アナリストが相次いで目標株価を引き下げた交流サイトのフェイスブックは4%安だった。
多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も続伸し、前日比8.31ポイント(0.2%)高の4574.79と過去最高値で終えた。
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