
色々と複雑な「ハコスカGT-R」がすごい…
現在でも世界中に多くのファンを持つ日産「スカイラインGT-R」。とくに、初代GT-Rとなる「スカイライン2000GT-R(通称ハコスカGT-R)」は生産台数も比較的多く、活発かつ高値で取引されています。 そうしたなかで、見た目は「スカイライン2000GT-R」、エンジンは「ダットサン 280ZX」、ボディは「スカイライン2000GT」という究極のモデルがオークションに出品され、最終的には10万豪ドル(約1100万円)以上の価格が付いています。 【画像】本気過ぎる! 外装からエンジンまでカスタムした究極の「ハコスカ」を見る(38枚)
日産車のなかでも長い歴史があるスカイラインの初代モデルは、1957年4月にプリンス自動車(富士精密工業)から登場しました。 このモデルは、「プリンスセダン」の後継車として開発され、サイドのクロームメッキモールやテールフィンなどアメ車風なデザインを採用しているのが特徴です。 その後、3代目スカイライン(通称ハコスカ)は日産ブランドとなり、初代スカイラインGT-Rこと「スカイライン2000GT-R」が1969年に発売されました。 このGT-Rは、打倒ポルシェを期して開発されたプロトタイプレーシングカー「R380」のノウハウを満載した高性能車となり、エンジンはR380用エンジンを市販車用に再設計して搭載されています。 今回、オークションサイト「Collecting cars」にて、1972年式のスカイライン2000GTが出品されました。 出品名としては「1972 NISSAN SKYLINE 2000 GT - GT-R ‘HAKOSUKA’ TRIBUTE」記されています。 このスカイライン2000GTはオーストラリアから出品されており、出品情報によればGT-Rの純正部品を使用して、スカイライン2000GTをベースにスカイラインGT-Rを再現したモデルだといいます。 1972年に日本で登録されたこのスカイライン2000GTは、2013年に現オーナーによってオーストラリアに輸入され、2014年8月4日に登録されました。 過去8年間、現在のオーナーのもとにあり、広範囲にわたるアップグレードとメンテナンスがおこなわれているようです。 外装では4輪にオーバーフェンダーが装着され、前後のスポイラーやテールランプ、グリル、バッジ、内装のインテリアトリムなどもすべてGT-Rの純正部品を使用しているといいます。 ボディの塗装は概ね良好な状態で、日本で購入する前に再塗装されています。 内装では、ブラックシートはフロント・リアともに非常に状態がよく、フロアカーペットは当時のものに交換されており、ドアの内張りやダッシュボードの大きな劣化は見当たらないようです。また、GT-Rのステアリングはほとんど摩耗していません。 エンジンは、オリジナルの2リッター直列6気筒エンジンの代わりに、3つの44mmソレックスキャブレターを備えた「ダットサン 280ZX(フェアレディZ)」用の2.8リッター直列6気筒エンジンと5速MTが組み合わされており、現状の走行距離はは5万9800kmです。 サスペンションは、フロントとリアにキング製スプリング、高さ調整可能なフロントコイル、調整可能なリアトレーリングアームを採用し、15インチアルミホイールを装着しています。 なお、このスカイライン2000GTには、輸入承認書、オーストラリアの路上使用証明書、サービス情報、実施した作業の領収書が付属しているといいます。 ※ ※ ※ 出品者はスカイライン2000GTについて、次のようにコメントしています。 「このスカイライン2000GTは、日本を代表するクーペであり、現在では『ハコスカGT-R』のような外観を持っています。 オーストラリアの道路では非常に珍しいこのモデルは、よりパワフルな2.8リッターエンジン、最新のサスペンション・アップグレード、そしてエアコンの快適性を備えています。 メンテナンスも行き届いており、全体的なコンディションも良好であるため、日本車好きには良い機会です」
くるまのニュース編集部
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