アパートなどの施工不備が相次いで発覚し、業績が悪化している「レオパレス21」は、ことし6月末の時点で負債が資産を118億円上回る債務超過に陥る見通しだと発表しました。会社は事業の継続に向けて、スポンサー探しを進めています。
「レオパレス21」が28日発表した、ことし4月から6月までの3か月間の業績予想によりますと、グループ全体の最終的な損益は142億円の赤字となる見込みです。
財務状況が悪化した結果、2004年に株式を上場して以来、初めて負債が資産を上回り、118億円の債務超過に陥る見通しだとしています。
財務が大幅に悪化したのは、火事の延焼を防ぐ壁がないなどの施工不備が相次いで見つかった問題で、改修の費用が膨らんだことに加え、賃貸アパートの入居率が低迷し、収入も減っているためです。
会社は当面の運転資金は確保しているとしていて、財務の立て直しと事業の継続に向けて、スポンサー探しを進めています。
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