ロサイル・インターナショナル・サーキットで行なわれているMotoGP第2戦ドーハGP。その初日フリー走行1回目で2度白煙を吹くなど、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)はトラブルに見舞われてしまった。そしてFP2からは、早くもシーズン3基目のエンジンを使用することになった。
motorsport.comの取材によれば、モルビデリがこれまで使用した2基のエンジンは、何か致命的な問題を抱えていたわけではないということだ。しかしヤマハは調査を行なうために、当該のエンジンを一時的にマシンから降ろすことを決定したようだ。
そのためモルビデリは、ドーハGP初日のフリー走行2回目から3基目のエンジンを使用することになる。なおヤマハを含むコンセッション(優遇措置)非適用のメーカーは、1シーズンにエンジン7基が使用可能となっている。
なおヤマハ側は今回の問題について、エンジン内部のオイルを流すシステムに起因するものではないかと考えているようだ。
各メーカーのエンジンはシーズン開始時に既に承認を受けており、仕様が凍結(ホモロゲーション)されている。参戦メーカーの全会一致の賛同がなければその封印を解くことはできない。ただマイクロスコープを使用するなどしてエンジン内部を調査することは可能だ。
モルビデリは開幕戦カタールGPでもホールショットデバイスのトラブルに見舞われており、今回のドーハGPでのトラブルといい、非常にストレスの多い展開となっている。
ただホールショットデバイスのトラブルに関しては、ドーハGPを前にした段階でも正確な原因が把握できておらず、モルビデリは疑わしい物は交換して臨むことになると語っていた。
ヤマハは昨シーズンもエンジン関連で問題に直面。2020年のホモロゲーションを取得した部品とは異なるエンジンバルブを使用してしまったことで、コンストラクターズポイントを一部剥奪される事態となっていた。
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