世界的に脱炭素に向けた動きが加速する中、次世代エネルギーとして期待される水素を燃料とし、二酸化炭素をほとんど排出しない「水素エンジン」の車が18日と19日、三重県鈴鹿市で開かれている自動車レースに出場しています。
レースに出場しているのは、トヨタ自動車が開発した水素を燃料とする「水素エンジン」の車です。
ガソリンエンジンを一部改良し、ガソリンや軽油ではなく水素を燃焼させて動力としていて、走行時に二酸化炭素をほとんど排出しません。
水素エンジンの車がレースに参加するのは今回で3回目で、豊田章男社長もドライバーとして出場しました。
トヨタは次世代エネルギーとして水素の普及に力を入れていますが、今回のレースでは、オーストラリアで日本企業が安く製造した水素も使っていて、今後、こうした水素を活用するなどしてエネルギーとしてのコストを下げ、普及につなげたい考えです。
レースの前に記者会見した豊田社長は「水素エンジンの車の参戦は、カーボンニュートラルに向けて選択肢を広げていくということに尽きる。一戦一戦積み重ねることで企業の仲間が増えていて、大きな動きだと思う」と述べました。
からの記事と詳細 ( 「水素エンジン」の車 自動車レースに出場 三重 鈴鹿 - NHK NEWS WEB )
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