【NQNニューヨーク=川内資子】13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前週末比10銭円安・ドル高の1ドル=109円95銭~110円05銭で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)によるテーパリング(量的金融緩和の縮小)の早期開始の見方から、円売り・ドル買いがやや優勢となった。
フィラデルフィア連銀のハーカー総裁がテーパリングについて「早急に着手することを支持する」と述べたと、日本経済新聞(電子版)が米東部時間の13日に報じた。テーパリングは「年内に始めたい」とした。このところFRB高官が相次いで同様の発言をしている。米金融政策の正常化が改めて意識され円売り・ドル買いを先行した。
ただ、売りが一巡すると円は下げ幅を縮めた。13日の米債券市場で長期金利が低下し、日米の金利差拡大の見方が薄れドルの上値を抑えた。14日に発表される8月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとして、積極的な取引を見送るムードも強かった。
円の安値は110円10銭、高値は109円90銭だった。
円は対ユーロで続落し、前週末比10銭円安・ユーロ高の1ユーロ=129円85~95銭で取引を終えた。
ユーロはドルに対して横ばい。前週末と同じ1ユーロ=1.1805~15ドルだった。ハーカー総裁の発言を受けてドル買いが先行したが、米長期金利の低下を受けてドルは上げ幅を縮めた。
ユーロの高値は1.1817ドル、安値は1.1772ドルだった。
からの記事と詳細 ( NY円、続落 1ドル=109円95銭~110円05銭 早期のテーパリングを意識 - 日本経済新聞 )
https://ift.tt/3lky6yu
ビジネス
0 Comments:
Post a Comment