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2020年02月05日(水)16:46 pm
メルセデスの2020年仕様F1エンジンが「いくつかの小さな問題」を抱えているようだ。
2014年にPU(パワーユニット)と呼ばれる現在のハイブリッド方式F1エンジンが導入されて以来メルセデスは昨年まで6年連続でF1タイトルを独占している。
だが、2019年のメルセデスF1エンジンが以前のようにライバルたちのエンジンに圧倒的な差をつけていたかと言えばそうではなかった。トップスピードにおいてはフェラーリが圧倒的な力を示しており、ルノーやホンダも大きな改善を見せ、もはやエンジンの差はさほど大きくなくなったのは明らかだった。
メルセデスのエンジン責任者であるアンディ・コーウェルは、こうした状況を受けてイギリスのブリックスワースにあるエンジンファクトリーでは2020年シーズンに向けて懸命な取り組みを続けているものの、現在はいくつかの問題に対処することが求められていると次のように語った。
「ブリックスワースでは多くのことが行われている。ERS(エネルギー回生システム)も内燃機関も含め、パワーユニット全体にわたって多くの改善が施されているんだ」
「これまで同様、すべてをうまくまとめ上げるために我々はいくつか小さな問題に取り組んでいる。(カスタマー)チームたちがクルマを始動させることができるように、正しいスペックを築き上げ、時間をかけて多くの作業を施してパワーユニットを供給することになる」
メルセデスエンジンが抱えている問題がどのようなもので、どのようなレベルのものかは分からない。一方、イタリアからはフェラーリの2020年型F1マシンが空力処理に苦しんでいるようだとのうわさもささやかれている。
この時期のこうしたうわさは戦略的な意味合いを持つものかもしれないと考えている者もいるようだ。その実態がある程度明らかになってくるのは、2週間後の19日(水)から2回に分けて合計6日間で行われるバルセロナでのプレシーズンテストになりそうだ。
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