Sunday, May 10, 2020

エンジンオイルランプ(警告灯)が点灯した時の対処方は?点灯したまま走行するとどうなる?|車検や修理の情報満載グーネットピット - Goo-net(グーネット)

エンジン関連修理・整備[2020.05.11 UP]

エンジンオイルランプ(警告灯)が点灯した時の対処方は?点灯したまま走行するとどうなる?

車を運転中、メーター内の警告灯が点いたことはありますか?
普段よく見る警告灯は、主にシートベルト警告灯やサイドブレーキ(パーキングブレーキ)警告灯などでしょう。これらの警告灯は赤色で、このまま走り出してしまうと危険が生じる可能性を示しています。

エンジンオイルランプとは、エンジンオイルに異常が発生した際に、車のインストゥルメントパネルに点灯するランプのことを言います。なかなか見る機会はありませんが、できれば見たくないものでもあります。

この記事では、エンジンオイルランプ(警告灯)が点灯する原因とその対処法、点灯させないためのポイントを解説していきます。

関連情報

エンジンオイル ランプ・警告灯

エンジンオイルランプが点灯する原因とは

エンジンオイルランプが点灯する原因とは

エンジンオイルランプが点灯する原因としては、エンジン稼働中にオイルの油圧が低下した可能性が考えられます。
油圧が低下する原因は、主にオイル量の減少やオイルポンプの破損、圧力センサーの故障によるものなどです。

オイル量の減少やオイルポンプの故障は、正常なオイル量がエンジン内部を循環しないため、エンジン内部の圧力が低下し、エンジンが機能しなくなります。最終的には、故障の原因となってしまいます。

そのため、エンジンオイルランプが点灯した場合は早急な対処が必要です。

エンジンオイルランプが点灯したまま走行するとどうなる?

エンジンオイルランプが点灯したまま走行するとどうなる?

エンジンオイルランプの色は赤で、デザインは魔法のランプのような形をしています。「JIS規格」と「国際標準規格」で定められていて、自動車メーカーや車種(外車を含む)によって違いはありません。世界共通な警告灯で、「どの国の人が見ても重要な表示ということがわかる」ようになっています。

エンジンオイルランプが点灯したまま走行すると、エンジン内部にオイルが循環しない状態が続き、エンジンの焼き付きやノッキングが発生する可能性があります。エンジンオイルには潤滑剤としての役割があると同時に、エンジン内部の冷却も担っています。

そのため、エンジンオイルランプが点灯したまま走行すると故障につながり危険です。また、走行し続けると最悪車両火災に至る可能性もあるので、速やかな停車を心がけましょう。

エンジンオイルランプが点灯したときの対処法

エンジンオイルランプが点灯したときの対処法

車の運転中に突然表示される警告灯。できればお目にかかりたくありませんが、車のトラブルを教えてくれる重要なランプです。車のトラブルを教えてくれるランプは、ABS警告灯やブレーキ警告灯などがあり、表示されたら対処してランプを消す必要があります。 エンジンオイルランプが点灯したとき、どのような対処法があるのでしょうか?以下で4つの対処法を見ていきましょう。

まずは車を安全なところに停める

エンジンオイルランプ(警告灯)が点灯したら、すぐに安全な場所を探し、ゆっくり速度を落として完全に停車してください。
前項で解説した通り、エンジンオイルランプの点灯はエンジントラブルと直結しています。エンジンオイルランプが点灯したまま走行し続けると、ノッキングやエンジンの焼き付きが発生する可能性があるので注意してください。
一般道では、コンビニの駐車場や路肩に停車をして、後続車に注意を促すために三角板や発煙筒を設置してください。
ちなみに、高速道路上は駐停車が禁止されています。高速道路走行時に警告灯が点灯した場合、近くのサービスエリアやパーキングエリアで停車しましょう。やむを得ず路肩や路側帯に停車した場合は、ハザードランプや三角表示板、発煙筒などを使用し後続車に注意を促してください。
また、走行する車両に気をつけながら故障車から離れ、ガードレールの外などで待機してください。

ボンネットを開けてオイルレベルゲージをチェック

停車したら、ボンネットを開けてオイルレベルゲージを探し、オイル量をチェックします。このとき、エンジン本体が熱い場合があるので、気をつけて作業してください。
オイルレベルゲージのチェック方法は、一度レベルゲージを引き抜き、ゲージについたオイルを布で拭きます。再びゲージを差し込んで、引き抜いた後にオイルが付いた位置で判断します。

エンジンオイルが少なければ補充が必要

オイルレベルゲージを引き抜いて見たときに、ゲージのEとF、もしくはHとLの間にオイルが来ていなかったら単純にオイル不足です。オイル不足の場合は、オイルを補充しましょう。

補充するオイルに関しては、本来であれば現在入っているオイルと同じものを入れたいところですが、緊急事態なので適当量を満たすことを優先しましょう。
ただ、オイルを常に車内に常備している、または徒歩圏内でオイルが手に入るという状況は稀だと思います。その場合は以下のロードサービスの利用を検討しましょう。

オイル量が正常の範囲だったら要注意!

オイルレベルゲージの値が正常値(ゲージのEとF、もしくはHとLの間)にある場合、重大な故障のケースが考えられます。速やかにディーラーや行きつけの整備工場、JAFなどのロードサービスへ連絡しましょう。

JAFは、会員でなくてもロードサービスを利用できます。そのため、故障の際は利用するといいでしょう。
※非会員の場合ロードサービスには料金がかかります

その場でエンジンオイル交換をできない方は、オイルランプが点灯した段階で速やかに修理を依頼しましょう。

エンジンオイルランプ(警告灯)の点灯を未然に防ぐ方法とは?

エンジンオイルランプ(警告灯)の点灯を未然に防ぐ方法とは?

エンジンオイルランプの点灯を未然に防ぐには、日頃からのこまめなメンテナンスがポイントです。通常通り点検をしていれば問題なさそうですが、具体的な対策はどのようなものがあるのでしょうか?

こまめなメンテナンス

例えば、ディーラーでの車検や定期メンテナンスはもちろん、ガソリンスタンドやカー用品店での点検も効果的です。また、道具を揃えれば自分でもメンテナンスは可能で、ガソリンスタンド等のお店に頼むより、結果的に安く済むこともあります。興味がある方は挑戦してみるのもいいでしょう。

ちなみに、エンジンオイル漏れには内部漏れと外部漏れの2種類があります。
内部漏れは、外側から見えないエンジンの内部でオイル漏れが発生していることを示し、オイルレベルゲージを確認して初めて気づくことが多いです。外部漏れは、エンジンに滲んでいたり、車の下側にオイルが漏れている状態を示し、漏れているかどうかを目視で確認できます。

オイルレベルゲージの確認と目視での確認の両方を実施し、突然のオイル漏れが起こらないようにメンテナンスしましょう。

定期的なエンジンオイル交換

エンジンオイルは目に見えない分、普段はその存在に気づきにくいものですが、エンジン内部ではピストン等の摩耗部分の保護や潤滑、エンジン本体の冷却を担っている重要なものです。

定期的にエンジンオイルを交換することによって、オイルに入ったゴミ(摺動部の摩擦で発生する鉄粉やガソリンが燃焼することで発生するスラッジ)を取り除き、エンジン内部をキレイに保てます。

まとめ

今回はエンジンオイルランプが点灯する原因と対処法について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
エンジンオイルは、エンジン自体の冷却やピストン等の摩擦を低減させる潤滑の役目を担っています。また、エンジン内部を綺麗に保つことでエンジン自体を長持ちさせるといった、重要な役目のあるオイルです。

突然のエンジンオイルランプ点灯に驚くことにならないように、日頃から気にかけてあげましょう。

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