川崎重工は、同社のオートバイ「Ninja ZX-10R」のエンジン3台で発電した電力で、8基のモーター・プロペラを駆動した大型ハイブリッドドローン試験機の浮上試験に成功した。全長約7m、全幅約5m、全高約2mの大型ドローンで、200kg以上の貨物を搭載し、100km以上の航続距離があり、“空飛ぶ軽トラック”の可能性を検証する試験機だという。
モーター駆動に必要な電力はエンジンで発電するため、バッテリーのみを動力源としたドローンとは異なり、大出力を長時間持続できるのが特徴。ヘリコプターでは経済的に困難な近・中距離の中量物資輸送で、リーズナブルに利用できる空の物資輸送手段として、ヘリコプターと小型ドローンとの隙間を埋める位置付けになるとする。
試験機は、ハイブリッドシステムの成立性を確認することを主眼としており、機体構想検討から設計・製作までをモーターサイクル&エンジンカンパニーが、航空宇宙システムカンパニー、技術開発本部の協力を得て完成させた。
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May 20, 2020 at 08:43AM
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カワサキのバイク「Ninja ZX-10R」エンジン3台で発電、大型ドローン浮上成功 - AV Watch
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