下り坂でエンジンを止めて慣性で走るのは危険!
「過ぎたるは及ばざるがごとし」というが、エコドライブも度が過ぎるとメリットよりデメリットのほうが大きくなる。 【写真】燃費が悪化したら試すべき「回復術」6つ! その筆頭が、『下り坂でエンジンを止めて、慣性で走る』というもの。 たしかに、下り坂なら「位置エネルギー」を使って、動力を使わずに走り続けることが可能だが、この方法で燃費を稼ごうとするのは百害あって一利なし。 理由は主に次の三つ。
1)エンジンを切っても燃費向上にならないため
今のクルマには、「フューエル(燃料)カット」機能がついていて、減速時にアクセルをオフにすると、燃料の噴射が自動的に止まるようになっている。 細かくいうと、フューエルカットの作動条件は車種によって違うのだが、たとえば、1500rpm以上15km/h以上で、水温が75℃以上のときにアクセルを全閉にすると、フューエルカットが働くといった仕組みになっている。 したがって、下り坂を走るときにわざわざエンジンを切らなくても、アクセルを全閉にしてエンジンブレーキをかけていれば、基本的にフューエルカットが入り、燃料の消費はゼロになる。 またハイブリッド車の場合、下り坂でアクセルを戻せば回生ブレーキが働き、バッテリーへの充電を増やせるので、むしろ積極的にエンジンブレーキを使った方が燃費的にはプラスで、航続距離は伸ばせることになる。 以上の理由から、燃費のために下り坂でエンジンを止めるというのは、まったく無意味と言っていい。
2)エンジンを切るとフットブレーキが重くなる
乗用車には、ブレーキペダルの踏力を軽くする倍力装置=ブレーキブースターがついている。ブレーキブースターは、エンジンの吸入空気圧を使用する負圧式が一般的なので、エンジンを止めた状態ではブレーキブースターのアシストを得られず、ブレーキペダルが非常に重たくなり、強く踏んでもなかなかブレーキが動かなくなってしまう。 ブレーキブースターが働かない状態で、ブレーキを利かせるためには通常の5倍の踏力が必要とされているので、下り坂でブレーキブースターが利かなくなる状況を作り出すのは自殺行為といってもいい……。 安全のため、一応エンジンが停止した状態でも、1~2回のブレーキなら普段の踏力でもブレーキが利く仕組みになっているが、下り坂でそれに頼るのは非常に危険なことになる。
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September 08, 2020 at 03:04PM
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絶対にやってはいけない「エコ」ドライブ! 惰性で走れる下り坂でも「エンジンオフ」走行が「危険」な3つの理由(WEB CARTOP) - Yahoo!ニュース
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