【NQNニューヨーク=岩本貴子】8月31日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に続落した。前日比10銭円安・ドル高の1ドル=109円95銭~110円5銭で取引を終えた。米債券市場で長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を見越した円売り・ドル買いが出た。
米長期金利が前日比0.03%高い(債券価格は安い)1.31%に上昇した。日米金利差の拡大に伴う円売りがやや優勢だった。
円の下値は限られた。31日発表の8月の消費者信頼感指数は113.8と前月(125.1)から大きく低下し、市場予想(123.1)も下回った。新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)の感染拡大が背景にあり、米個人消費の伸び鈍化が懸念された。
円の安値は110円8銭、高値は109円59銭だった。
円は対ユーロで3日続落した。前日比25銭円安・ユーロ高の1ユーロ=129円85~95銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで反発した。前日比0.0015ドル高い1ユーロ=1.1805~15ドルで終えた。31日に、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの発言として「新型コロナ対応の金融緩和策である資産購入特別枠(PEPP)をどのように縮小するか検討できる状態になっている」と伝わった。PEPPの早期の終了の思惑が強まり、ドイツなど欧州国債利回りが上昇。ユーロ買い・ドル売りにつながった。
ユーロの高値は1.1839ドル、安値は1.1797ドルだった。
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