Monday, November 7, 2022

2023年新型ナイケンGT(NIKEN GT)は新エンジンとカラーTFTメーターを採用【ミラノショー2022】 - Webike Plus

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11月7日、ヤマハが予告通りスポーツツアラーの新型を一挙公開した。ヤマハ独自の前2輪のLMWテクノロジーを採用するナイケンGT(NIKEN GT)は、ユーロ5の排ガス規制に対応したエンジンや大画面7インチTFTメーターなどを採用し完成度を高めた。

エンジンやシャーシなど全面アップデート

転ばないバイクを目指してヤマハが開発したLMW(リーニングマルチホイール)機構を採用したフラッグシップモデルがナイケン。2018年にデビューし、2019年に大型スクリーンやパニアケースを装着したナイケンGTも追加。現在はGTのみに一本化されている。

新型の並列3気筒エンジンは、2021年型MT-09ベースの890cc(日本では888ccとカタログ表記)に変更しているが、クランクウェブの重量を8%増やすなどナイケン用に独自のチューニングを施している。同時に鋼管フレームも改良し、エンジン搭載角は5度前方に傾けられた。

電子制御は従来のワイヤー式に変わってアクセルポジションセンサーを採用することで、より自然な操作フィーリングを実現。クイックシフターはアップ&ダウンに対応可能となった。3種類のライディングモードやトラクションコントロールも継続採用している。

足まわりでは、リアサスペンションのリンクアームを鍛造アルミ製とすることでバネ下重量を239g軽量化し、サス設定やリンクレシオも変更されている。専用設計された15インチのフロントタイヤで安定したコーナリング性能を発揮する。

ヤマハの発表によると、日本での発売は2023年秋以降の予定だ。

2023年型ナイケンGT欧州仕様 [YAMAHA] 新型はシート前方部のカウルが小型化されている。パニアは30Lのハードタイプに変更された。カラーはテックブラック一色。

2022年型ナイケンGT欧州仕様 [YAMAHA] 従来型と見比べると違いが分かる。従来型のパニアケースは25Lのソフトタイプだった。

ユーロ5の排ガス規制に対応したエンジン。クイックシフターはアップ&ダウンに対応した。最高出力は114.9PSで、MT-09より約4PS抑えられている。従来型からは0.1PSダウンした。

リアサスペンションや本体の設定やリンクを改良した。プリロード調整はリモコン式となっており、二人乗り時等の調整も簡単だ。

大画面TFTメーターを採用! スクリーンが上下に調整可能に

2023年型ナイケンGTは使い勝手も向上している。大きな変更点としては大画面7インチのカラーTFTディスプレイの採用で、スマートフォンと連携させることで着信通知やナビゲーションを表示させることができる。これに伴って、ジョイスティック付きのハンドルスイッチに変更された。

ハード面では、スクリーンが7cmの範囲で上下に調整可能になった他、新しいシートはライダーの太ももの内側に接触するパッドの形状と厚さを変更することで、足着き性を改善している。

2023年型トレーサー9GT+と同じ7インチTFTメーターを採用。画面テーマは3種類用意されている。コックピットにはUSBタイプAジャックが用意されている。

新しいメーターは、スマートフォンアプリのGarmin(ガーミン)ナビゲーションを表示させることができる。メーターは左側のスイッチで操作する。

新しいスクリーンはメーターの脇にあるレバーで手動で調整可能になった。調整幅は上下に70mmの範囲となる。

シート高は820→825mmと5mm上昇しているが、両サイド部分の形状変更で足着き性を向上させている。

2020年型ナイケンGT国内仕様主要諸元(参考)

・全長×全幅×全高:2150×885×1425mm
・ホイールベース:1510mm
・シート高:835mm
・車重:267kg
・エジンン:水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 845cc
・最高出力:116PS/10000rpm
・最大トルク:8.9㎏-m/8500rpm
・燃料タンク容量:18L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70R15、R=190/55R17
・価格:198万円

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