文章や画像などのコンテンツを作成できる生成AIに対して、効率的に利用者の意図に沿った成果物を作成させる方法を考えて指示すること。プログラミングコードや画像など、用途ごとに効果的な指示方法がある。
テキストで簡単に指示するだけで、文章や画像などを作り出せる生成AIの利用が急拡大している。「桃太郎の続編」や「馬に乗る宇宙飛行士の肖像」など、自然言語による簡単な指示だけでも、それなりの成果物を作れる。
しかし、簡単な指示だけで作られる成果物に対しては、すぐに物足りなさや違和感を感じるようになる。没個性で魅力が感じられなかったり、指示には沿っているものの期待していた方向性とは違う結果がどんどん出てきたりする。プロンプトエンジニアリングは、AIの特徴を理解した上で、利用者の期待に沿った成果物を引き出すための指示方法だ。
プロンプトエンジニアリングには、AIの特徴を利用したノウハウ的なものや、用意されている命令文を使ったプログラミング的なもの、それらの組わせなど広範囲な内容が含まれる。例えば、文章作成AIで「中学生が分かるように」「3~4文で説明」などの具体的な指示を入れたり、イラストを生成するAIのコマンドで「(happy laughing:1.3),」と笑顔の程度を指定したりすることで、利用者の目的や期待に沿った成果物を得やすくなる。今後、生成AIサービスの一般化に伴い、利用者に必修のスキルとなりそうだ。
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