かつていすゞで自動車設計に携わっていた安藤眞さんが選んだ「2020年の推しカー」は、トヨタ・ヤリスクロス、フォルクスワーゲン・Tクロス、スバル・レヴォーグの3台。第1位のレヴォーグは、元技術者の安藤さんが「やられた!」と思わされる数々の新技術が搭載された意欲作だ。
TEXT●安藤眞(ANDO Makoto)
第3位:トヨタ・ヤリスクロス「後席の広さやラゲッジの使い勝手ならヤリスよりこっち」
ヤリスも良いクルマだけれど、後席の広さやラゲッジの使い勝手を考えるならトヨタ・ヤリスクロス。特に後席のセンターアームレストだけ倒れる機構は、スキーやカヌーのパドルを車内積みするのに重宝しそう。このクラスでアダプティブハイビームを採用しているのも◎。真っ暗な中でもそこそこの頻度で対向車が来る田舎道を走ることの多い僕にとって、ぜひ欲しい装備だ。ハイブリッド仕様を選んでおけば、災害時に電源車として使用できるのも◎。
第2位:フォルクスワーゲン・Tクロス「万事そつなし。これ以上の性能が必要?と思わせてくれる」
エンジン排気量は1Lだけれど、ターボ過給のおかげで高速道路での追い越し加速もストレスなくこなすし、高速燃費も20km/Lくらい走る。ボディがしっかりしていて乗り心地は落ち着いているし、操縦性能も自然。峠道でも「どこまでも手の内にある」感満点だ。しかもボディは小さいくせに、身長181cmの僕が後席に座って余裕がある。万事「これ以上の性能が必要?」と思わせる“TheソツなしCar”だ。
ただしSUVとしてではなく「背が高くて乗り降りしやすいコンパクトハッチ」と捉えたほうがいいと思う。2WDしかないしね。
第1位:スバル・レヴォーグ「元技術者として『やられた!』と思える新技術が満載」
水平対向エンジンを新作してしまった心意気だけで買い。負荷領域限定とはいえ、凝った技術を使うことなく「λ=2(※)」のリーンバーンを実現した技術には喝采するしかない。しかもロングストローク化するためにオフセットシリンダーにするとか、ピストンコーティングのパターンを矢羽根型にして油膜をコントロールするとか、元技術者として「やられた感」満載。極薄クランクウェブともども、生産技術部の協力なくしてできなかった項目が多数あるのも支持したいポイント。改良型SGP(スバルグローバルプラットフォーム)による洗練された走りも◎。
※編注:λはラムダと読む。燃料1グラムに対して空気14.7グラムという比率の理論空燃費時の酸素量が、λ(ラムダ)=1。
2020年に買って良かったモノ「マキタ・充電式クリーナCL107FD」
『2020年の推しカー』は毎日更新です!
いよいよ2020年もラストスパート! ということで、今年(2019年12月〜2020年11月)に発表・発売されたクルマの中から、「他人はどうか分からないが、個人的に大好きだ!」という"推しカー”を3台、自動車評論家・業界関係者に選んでいただきます。明日の更新もお楽しみに!
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November 27, 2020 at 06:01AM
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【2020年の推しカー|スバル・レヴォーグ】水平対向エンジンを新作した心意気だけでも買いだ!(安藤眞) - MotorFan[モーターファン]
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