米国市場でダウ工業株30種平均が初めて3万ドル台に乗せた。新型コロナウイルスの感染拡大は当初、株価急落を招いたが、その後下落幅を上回る上昇をもたらした。経済危機が株高の土壌をつくるという構図。これが今回の高値の最大の特徴だ。
株式市場からみれば、コロナ禍は二面性を持つ危機だ。ある企業には存亡に関わる逆風となった一方で、別の企業には望外の追い風になった。
突然の需要蒸発に苦しむ企業を横目に、デジタ…
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