Saturday, December 5, 2020

キャタピラー、ホイールローダ3機種をフルモデルチェンジ…新エンジン搭載 - レスポンス

キャタピラージャパンは、新型ホイールローダ、Cat『910』『914』『920』の販売を12月1日より開始した。

今回発売のCat910(バケット容量1.3立方米、運転質量7150kg)、914(バケット容量1.6立方米、運転質量8270kg)、920(バケット容量2.0立方米、運転質量9260kg)は、従来機『910M』『914M』『918M』からのフルモデルチェンジ機。オフロード法2014年基準に適合し、国土交通省低騒音型建設機械に指定されている。

新機種は、新開発Cat C3.6ディーゼルエンジンを搭載。エンジンの小型化により、燃費低減を図りつつ、ターボチャージャのサイズ、エンジン制御プログラムの最適化により、定格出力をアップさせ、優れた作業効率を実現する。また、バケット、リフトアームの可動域全域をカバーする電子制御キックアウトを採用する。キックアウト位置は運転席から簡単に設定可能。バケットキックアウトは、ダンプ側に加えて、ラックバック側からも、リフトキックアウトは、リフトアーム上げだけでなく、下げもキックウトが機能する。

けん引力、走行応答性、作業機速度は、運転席にあるキーパッドスイッチで、それぞれ3段階(60%、80%、100%)に調整できる。けん引力調整により、足場環境が悪い現場でタイヤの空転を抑制。走行応答性、作業機速度の調整により、現場、作業にあわせたオペレータ好みの設定が可能だ。さらにクーリングファンを逆回転させ、冷却系統に付着した粉塵を吹き飛ばすリバーシブルファンをオプション設定。清掃間隔を大幅に延長し、粉塵の多い現場での稼働率アップに貢献する。

快適性能では、バケットシリンダ、リフトシリンダのストロークエンド、キックアウト位置でクッション機能が働き、緩やかに作動を停止させるシリンダクッション機能を搭載。乗り心地向上、荷こぼれ防止、シリンダ寿命延長に効果を発揮する。また、Bluetooth接続に対応したラジオを搭載。ハンズフリー通話、オーディオデバイスの音楽再生など、快適な運転環境を提供する。そのほか、スマートフォンなどの各種デバイスを充電できるUSBポートを2つ装備する。

安全機能では、車両後端部にリアビューカメラを標準装備。運転席右上方に設置する専用モニタで、後方映像を確認でき安全な作業をサポートする。また、ブレーキランプ、後退灯、キャブ作業灯、前照灯(オプション)には、視認性が高く、長寿命のLEDライトを採用。エンジンサービスドアの開/閉に連動して、点灯/消灯するエンジンルームLEDライトも搭載し、暗がりでも安全なサービス・メンテナンス作業を可能とする。

標準販売価格(販売標準仕様、工場渡し、税別)は、Cat910が1396万2000円、914が1834万8000円、920が2024万4000円。

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