- 2020/12/12
- 増田満
前回、サンドブラストしたら穴が開いてしまったセンタースタンドは新品を調達した。ではスタンドを取り付けて自立させたいところだが、その前にエンジンをボディに組まなければならない。でも肝心のエンジンが油汚れだらけだった。
前回までにサビだらけだったフロアを自己流ながら補修することができた。では、センタースタンドを取り付けてボディを自立させたいのだが、スタンドだけよりリヤタイヤもつけた状態にして安定させたい。ベスパP125Xはエンジンに直接リヤタイヤを装着する構造なので、つまりはエンジンを載せなければならないということ。だが、そのエンジンの惨状をご覧いただきたい。
以前に下ろした時は左側面しか見えていなかったエンジンだが、なんと右側(ボディの内側)はオイルによる汚れがものすごい勢いで堆積していた! これをそのままにしておくほどズボラでも無神経でもない。ここはひとつ、エンジンの汚れを落としてスッキリさせよう。
このガンコそうな汚れ、オイルを吸っているので意外にもラクに剥がれてくれる。ゴシゴシとスクレーパーを入れていけば、ベロンと剥がれてくれるのだ。ただ、凹凸部に溜まった汚れは細めのマイナスドライバーなどを駆使しなければならない。
ある程度キレイになったかな、というタイミングで洗油を拭いてみよう。するとキレイなエンジンの表面が現れてくる。ただ、凹んだ部分や拭き取れないくらい狭い部分には汚れが残っている。そこでパーツクリーナーを吹いて一気に汚れどもを駆逐していこう。
まずドラム中央のメッキされているフタを外す。マイナスドライバーをハンマーで叩けばカンタンなはず。すると内部にアクスルナットが割りピンとともに締められている。ただこの割りピン、どうみても割りピンじゃないような……。
とはいえ、どちらも外せばドラムは手で引っこ抜ける。
内側の汚れを簡単に落としたら、必ずシューとの当たり面を確認しておきたい。というのも、過去にシューがなくなっているのにブレーキングして当たり面を傷つけてしまっている場合があるからだ。今回は問題なさそうなので一安心。
次回はシューを外してドラム本体とプレートの清掃、さらにはシューを組み直すところまで進める予定だ。
【ベスパレストア計画】サンドブラストを試したら、穴が空いてしまった……。
再開した5万円ベスパの復活大作戦。フロアの裏側を素人でも板金風に処理してしまう方法を紹介したが、今回はフロアの表側も処...
バイクの頑固サビを落とす、ケミカル2種類を試してみた。|サビアウト&ネジザウルスリキッド
現状を確認したところ、一見キレイなボディにはサビとサビ穴が隠れていた。悲しくて涙が止まらないが、泣いてばかりもいられ...
からの記事と詳細 ( 【ベスパレストア計画】頑固でガビガビになったエンジンのオイル汚れを灯油で洗ってみた。 - MotorFan[モーターファン] )
https://ift.tt/2KcXwPE
0 Comments:
Post a Comment