
川崎重工は、カワサキ『Ninja H2』など5車種について、エンジンの油圧を調整するリリーフバルブに不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。
対象となるのは、Ninja H2のほか、『Ninja H2 SE』、『Ninja H2 カーボン』、『Ninja ZX-10R』、『Ninja ZX-10RR』の計5車種で、2020年5月8日~2021年3月25日に製造された726台。
対象車両はエンジンの油圧を調整するリリーフバルブの組立作業が不適切なため、リリーフバルブの構成部品が脱落し、エンジンの油圧が低下する場合がある。そのため、油圧警告灯が点灯するとともにエンジンが潤滑不良となり、最悪の場合、エンジンが停止するおそれがある。
改善措置として、全車両、リリーフバルブを良品に交換する。リリーフバルブの構成部品に脱落が認められた場合は、エンジン内部を点検し損傷部位を交換する。
不具合および事故は起きていない。海外からの情報によりリコールを届け出た。
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