
エンジンは1.8L直列4気筒ターボ。トランスミッションは6速DCTを基本に、RSトロフィーは6速MTも選べる。最高出力はともに300ps。DCT仕様の最大トルクは42.8kgm、RSトロフィーのMT仕様は40.8kgmである。つまりRSはパフォーマンスアップを果たしたといえる。 300psエンジンはパワフルで扱いやすい。ターボは2000rpmを超えたあたりからなだらかに立ち上がる。それでいてイエローゾーンが始まる6500rpmまでストレスなく吹き上がり、心地よいサウンドとともに、スポーツユニットらしい爽快感を存分に味わわせてくれる。ドライバーが望む速さが瞬時に得られる心臓である。 試乗モデルはRS。スタイリングは、前後ランプ内部とフロント中央にRSロゴを追加。アンテナがリファインされ、リアのウインカーはシーケンシャルタイプに変更された。インテリアは、ステアリングをアルカンターラ巻きのコンビ仕様に変更。ダイヤル式エアコン調節と、ドライブモードスイッチが新しい。赤の装飾が控えめになって、落ち着いた雰囲気が増した点も特徴だ。
● ロングラン能力をいちだんと 引き上げたACCの追加 サスペンションは、4コントロールという名称の4輪操舵機構を搭載している。新型は作動が滑らかになっていた。旧型はステアリングを切った瞬間から効果が明確に伝わってきたのに対し、新型は走り始めてしばらくして後輪操舵とわかる自然な感触だ。インテリア同様、大人っぽいキャラクターになっている。 とはいえ、後輪が前輪と逆方向に操舵される低速コーナーでの、その場でくるっと回り込むような旋回フィールや、後輪が前輪と同方向に切れる高速コーナーでの、車体全体が内側に入っていくような安定感は圧巻。“異次元のコーナリング”という言葉を使いたくなる。 性能を考えれば驚くほど快適だった乗り心地は、マイナーチェンジでさらによくなっていた。しかも新型では新たに、アダプティブクルーズコントロール(ACC)や衝突被害軽減ブレーキが装備された。とりわけACCの追加は、もともと優秀だったロングラン能力をいちだんと引き上げてくれるに違いない。 (CAR and DRIVER編集部 報告/森口将之 写真/小久保昭彦)
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