新型125ccスクーター「シグナス グリファス」は12月発売、WGP 60th Anniversary仕様は来年2月
1982年に「シグナス180」が登場して以来、ヤマハの小排気量スクーターとして定番の「シグナス」シリーズ。 2003年からは空冷125ccエンジンの「シグナスX」が長く販売されてきたが、同車の後継として水冷125ccエンジンの「シグナス グリファス」が2021年12月23日に発売される。 【画像19点】ヤマハの新型125ccスクーター「シグナス グリファス」の全車体色や装備を解説 シグナスXからはエンジン、フレームとも全く別物となるフルモデルチェンジで、デザインもよりスポーティなものへと一新されている。 カラーバリエーションはグレー、ブルー、ブラック、ホワイトの4色設定で価格は35万7500円。 また、スーパースポーツ「YZF-R」シリーズに設定されて注目を集めたロードレース世界選手権参戦60周年記念の「WGP 60th Anniversary」仕様も限定1000台で2022年2月24日に発売、価格は36万8500円となっている。 それでは新型シグナス グリファスの特徴や、シグナスXより進化した部分など詳細に解説していこう。
シグナス グリファスのエンジン「水冷ブルーコアエンジンで走りの良さと燃費を両立、最高出力は12馬力に」
シグナス グリファスは水冷125ccOHC4バルブ単気筒の「ブルーコアエンジン」を搭載。最高出力はシグナスX:9.8馬力→シグナス グリファス:12馬力へと大幅にアップしているほか、シグナスX比で燃費は20%近く向上しているという。 なお、シグナスシリーズとしては初の水冷エンジン搭載車となる。 ブルーコアとはヤマハが「走りの楽しさと燃費・環境性能を両立する設計思想」として掲げているもの。スクーターのNMAXシリーズや3輪スクーターのトリシティシリーズにも搭載されている定評あるエンジンで、シグナス グリファスのエンジンはNMAX(125cc)のものとボア・ストローク、圧縮比、最高出力、最大トルク(および各発生回転数)とも同値だ。 NMAX同様に低速向けと中高速向けで吸気側カムのリフト量が切り替わるVVA(可変バルブ機構)を備え全域で力強いトルク特性を発揮するほか、SMG(スマートモータージェネレーター)を採用。これは始動モーターとジェネレーターを一体化したもので、エンジンユニットの軽量コンパクト化がなされているほか、始動時の静粛性にも貢献する。
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