千葉県成田市中台で1日、駐車中の乗用車のエンジンルームに入り込んだ子猫の救出劇があった。ジャッキで車を持ち上げて助け出された猫は衰弱していたが、少しずつ回復しているという。
救出作業に関わった星野慎太郎市議(54)によると、1日朝、近所の住民が駐車場に止められた車のボンネットから猫の鳴き声がすることに気づいた。車の持ち主と星野市議らがボンネットを開けるなどして捜したものの、見つけることができず、日本自動車連盟(JAF)に連絡。駆け付けたJAFのスタッフがジャッキで車を持ち上げ、下部のパネルを外すと、中から子猫が出てきた。
子猫は体長10~15センチ、体重約120グラム。生後間もないとみられる。大人のメス猫の死体が4月30日に近くで見つかっており、親猫だった可能性がある。
子猫は発見時に口から出血し、ひどく弱っていた。そこで、星野市議の知人で猫の保護活動をしている竹村悠紀さん(52)に預け、世話をしてもらうことに。竹村さんは「発見時は死んでしまいそうだったが、ミルクをなめさせ、状態は少しずつ良くなっている。元気になるように育て、成長したら里親を探したい」と話す。
JAFによると、猫は暖かくて狭い場所を好むため、車のエンジンルームに入り込むことがあるという。今年1月だけでも全国で21件の救援要請があり、うち11件はエンジンの始動後に気づいたものだった。
JAFは猫の存在に気づくための対策として、乗車前にボンネットなどをやさしくたたく「猫ばんばん」を推奨している。「痛ましい事故を防ぐため、猫がいるかもしれないと注意することが大切」と説明している。【中村宰和】
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