ドイツの『Auto Bild（アウト・ビルト）』によれば、現在F1チームの間である書簡が回されているようだ。
その書簡はメルセデスF1チームCEOであるトト・ヴォルフがしたためたもので、最近F1統括団体であるFIA（国際自動車連盟）が明らかにしたフェラーリとのエンジン問題に関する“合意”の内容を開示するよう求めるものだという。
FIAは昨年、ライバルチームから違法ではないかとの指摘があったことを受けてフェラーリにPU（パワーユニット）と呼ばれるハイブリッド方式F1エンジンを提出させ、その調査を行っていた。
だが、FIAは2月末にフェラーリとの間で調査を終了するという“合意”に至ったことを発表。だが、その内容は明らかにされておらず、ライバルチームたちの激しい怒りをかっている。
伝えられるところによれば、ヴォルフは今回の書簡の中でFIAの管理運営のまずさを糾弾するとともに、フェラーリと内々に話し合われたこと全てを開示するよう求めているという。
『Auto Bild（アウト・ビルト）』は、ヴォルフはフェラーリ及びフェラーリからエンジン供給を受けているアルファロメオとハースを除く全F1チームにその書簡を回しており、それらのチーム代表者にもサインするよう求めているとしている。
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