(CNN) 米製薬大手ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は17日、新型コロナウイルス感染症ワクチンの安全性に関する十分なデータが蓄積され、米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請する準備を進めていると語った。
同ワクチンについてファイザーは先週、臨床試験の初期の結果を公表し、90%以上の効果が認められたと発表していた。
ブーラCEOは米紙ニューヨーク・タイムズのインタビューの中で、「全般的な安全性についての疑問にも答えが出たと思う」「安全基準は既に達成されており、現在は申請のための準備をしている」と述べた。
ワクチンについては米モデルナも16日に、臨床試験で94.5%の効果が認められたと発表していた。
国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長はこのほどCNNの取材に対し、米国民のワクチン接種は「12月後半に向けて」開始できるだろうとの見通しを示した。
関係者によると、FDAは外部の専門家でつくるワクチン・関連生物製剤諮問委員会の会合を12月8日~10日に開く予定。この会合で最終日の10日に、新型コロナワクチンの緊急使用許可を出すかどうかを決める可能性がある。
FDAが緊急使用を承認すれば、ワクチンは直ちに各州に配布される。ただし、米疾病対策センター(CDC)の諮問委員会がデータを検証してワクチンを推奨し、優先的に接種するグループを発表するまでは、接種を開始することはできない。
CDCの諮問委員会会合は、FDAのワクチン承認から24~28時間以内に開かれる予定。この会合で、国民全員にワクチン接種を推奨するのか、それとも一部を除外するのかについても判断する。
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