東京ドームの臨時株主総会が１７日、東京都内で開かれた。香港の投資ファンド運営会社「オアシス・マネジメント」が提案した、長岡勤社長ら取締役３人の解任を求める議案を審議し、いずれも否決した。
オアシスは東京ドーム株を１０％弱保有する最大の株主。解任を求める理由について、好立地にありながら、十分に資産を生かせていないことなどを挙げていた。これに対して東京ドームは、「３人の取締役は企業価値の向上や企業統治の強化に貢献してきた実績がある」として、議案に反対した。
東京ドームを巡っては、三井不動産が完全子会社化に向けて、来年１月１８日まで株式公開買い付け（ＴＯＢ）を実施している。オアシスは１６日、ＴＯＢに応募する契約を結んだ。
読売新聞グループ本社はＴＯＢの完了後、三井不動産から東京ドーム株２０％を取得する予定だ。
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