- 2021/03/07
- Motor Fan illustrated編集部
世界一のロングストローク設計であるホンダS07B。技術者によれば組み合わせる変速機(CVT)も非常にユニークだという。ではわずか数年で代替わりを余儀なくされたオリジナル・S07A型とはどのようなエンジンだったのか。
ホンダが新しい軽自動車のNシリーズのパワートレーンとして新規に開発、2011年に登場したエンジンがS07Aだ。それまでのE07/P07型がショートストロークだったのに対してS07Aはボアストローク比1.07のロングストローク型。またE07/P07がSOHCだったのに対してS07はDOHC化している。
吸気側にはVTCを組み込み、ロングインテーク・マニフォールド、HLA付きローラーロッカーアーム、低張力ピストンリング&ピストンパターンコーティングなど、軽量コンパクト・低フリクションのエンジンに仕上げている。安全対策までエンジンに盛り込んだのも特徴で、衝突時にはコンプレッサーなどがエンジンの隙間に滑り込みインテーク・マニフォールドは潰れる構造で衝撃吸収ストロークを創出。衝突後のエンジン前後長は78mmも短くなる。
■ A07A
シリンダー配列 直列3気筒
排気量 658
内径×行程 64.0×68.2mm
圧縮比 11.2
最高出力 43kW/7300rpm
最大トルク 65Nm/3500rpm
給気方式 自然吸気
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 PFI
VVT/VVL In/×
■ A07A
T/C
シリンダー配列 直列3気筒
排気量 658
内径×行程 64.0×68.2mm
圧縮比 9.2
最高出力 47kW/6000rpm
最大トルク 104Nm/2600rpm
給気方式 ターボチャージャー
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 PFI
VVT/VVL In/×
ホンダの閃き!新型N-BOXに積まれる新エンジン「S07B」
エンジンのライフサイクルというのは長いものだと思っていました。 だから同時期のモデルには横断搭載されるし、時期を越え...
からの記事と詳細 ( 内燃機関超基礎講座 | 華やかなのはB型。ではA型は?:ホンダの軽自動車用エンジン[S07A] - MotorFan[モーターファン] )
https://ift.tt/38imbeJ
0 Comments:
Post a Comment