
三菱HCキャピタルは16日、航空機エンジンに4億ドル(約460億円)超を投資したと発表した。現行で流通しているエンジンが老朽化しており、予備を確保する需要に対応する。航空機産業は新型コロナウイルス禍で打撃を受けたが、同社は2022年にかけて旅客需要が回復するとみて投資を決めた。
アイルランドで航空機エンジンのリース事業を手掛ける子会社、エンジン・リース・ファイナンスが大手メーカーの米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)から25基を購入した。メーカー側の希望価格にあたるカタログ価格で投資額は4億ドル。
購入したエンジンは座席数が100~200席前後の小型のジェット旅客機向け。現行製品よりも燃費が16%改善しており、二酸化炭素(CO2)の排出量を抑えられる。航空産業でも気候変動対策が求められるなか、低燃費のエンジン需要が高まっているという。既に修理やメンテナンスを手掛ける会社とリース契約を結んだ。
三菱HCキャピタルは旧三菱UFJリースと旧日立キャピタルの2社が統合し、4月に発足した。10月には水素航空機の関連機材の開発を手掛ける米企業にも出資するなど、航空産業に積極投資している。
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