マツダは2023年6月22日、「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」の量産を開始したと発表しました。ロータリーエンジン搭載車の量産は約11年ぶりだと言います。
11年ぶり量産開始 ロータリーエンジン復活へ
マツダは2023年6月22日、コンパクトSUV「MX-30」のうち、ロータリーエンジンを搭載する「e-SKYACTIV R-EV」モデルの量産を開始したと発表しました。
ロータリーエンジン搭載車の量産は約11年ぶりだとしています。
MX-30は、2019年の東京モーターショーで初公開されたコンパクトSUVです。
マツダ新世代商品の第3弾となるモデルで、マイルドハイブリッドを搭載する標準モデルに加え、マツダとしては初となる量産ピュアEVモデルの「MX-30 EV MODEL(以下EVモデル)」も展開。
MX-30についてマツダは「カーボンニュートラル実現に向けたマルチソリューション戦略を体現するモデル」だと言います。
ボディサイズはマツダ「CX-30」とは同様となり、観音開きの後部ドア「フリースタイルドア」を持つことが特徴です。
今回量産が開始されたe-SKYACTIV R-EVは、発電用エンジンとして新開発のロータリーエンジンを採用したPHEVモデルです。
発電用エンジンは、一般的なレシプロエンジンと違ってコンパクトサイズで必要な出力を発揮するロータリーエンジンの特性を活かし、高出力モーターおよびジェネレーターと同軸上に配置して搭載しています。
これらの電動駆動ユニットと17.8kWhのリチウムイオンバッテリー、50Lの燃料タンクを組み合わせて、独自のシリーズ式プラグインハイブリッドシステムを構成。バッテリーEVとしては85km(WLTPモード)の航続距離を実現しました。
e-SKYACTIV R-EVは、2023年1月にベルギーで開催されたブリュッセルモーターショーで世界初公開後、日本においても4月に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されたオートモビルカウンシル2023で国内初公開されています。
今回は欧州向けに展開されるe-SKYACTIV R-EV量産車の生産が同社の宇品第1工場(広島市南区)で開始。
これにより、1967年登場のスペシャリティカー「コスモスポーツ」に初搭載以来、「ルーチェ」や「RX-7」などに搭載され、最後のロータリーエンジン搭載車であった4ドアスポーツカー「RX-8」の量産が2012年6月に終了してから、約11年ぶりの生産となります。
またこのほか、MX-30の生産においては環境負荷を低減する取り組みを進めているとし、同車の特徴的なマルチトーン塗装工程時の塗料噴射ロス低減を図るスプレーガン導入や、太陽光発電設備を採用していると言います。
からの記事と詳細 ( マツダ、約11年ぶり「ロータリーエンジン車」生産! 「RX-8」ぶりのエンジンが復活! 「新型SUV」に搭載 - くるまのニュース )
https://ift.tt/YJjfisE
0 Comments:
Post a Comment