エンジンかける前にネコチェックをＪＡＦ福岡支部が注意喚起 - 産経ニュース

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赤い丸で囲ったボンネットの奥にネコの姿がわずかに見える（ＪＡＦ福岡支部提供）

乗車前にネコチェックを－。雨の季節を迎え、日本自動車連盟（ＪＡＦ）福岡支部は車のエンジンルームにネコが入るトラブルへの注意を呼び掛けている。こうした「ネコトラブル」件数を調べたところ、６月が最も多く、さらに福岡県が全体の２割近くを占めて全国最多だったためだ。

同支部によると、令和４年６月にネコトラブルによるロードサービス要請は全国で２８４件あり、そのうち福岡県が５１件と全国で最も多かった。ネコは冬場に暖を求めてエンジンルームに入ることもあるが、同年１月の要請は全国で２１件にとどまっており、６月が１３・５倍も多かった。

同支部では春に生まれた子ネコが活発に動き始めるのが５、６月で、ネコは雨を嫌がるため、梅雨の時期に増加するのではないかとみている。より狭い空間に入りやすい小さいネコが入り込んでいることが多いという。

気づかずエンジンをかけると、エンジンベルトなどに巻き込んで車が故障することもある。ネコの命と車を守るためにも、同支部ではエンジンをかける前にネコチェックをすること推奨している。

その場合もボンネットを激しくたたくとネコが驚いてさらに奥に逃げ込むことがあるため、コンコンと優しくたたき、鳴き声や気配を感じたらボンネットを開けて確認することが重要という。それでも出ていかない場合、ロードサービス担当者はネコの鳴き声が出せるスマートフォンアプリでおびき出したり、ジャッキアップして車の下から取り出したりするという。

福岡県がネコトラブル全国最多の理由は同支部も「思い当たる理由がない…」としている。環境省のデータでは令和３年度のネコ（幼齢）の引き取り数で福岡県は２８２匹でトップの岐阜（９１９匹）の３分の１以下と野良ネコが多いわけではない。エンジンルームが好きな理由は福岡のネコに聞くしかない？

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