日鉄エンジニアリングは、次世代グリーンCO2燃料技術研究組合から受注した第2世代バイオエタノール生産設備を着工した。福島県大熊町に設備を設けて2024年10月から第2世代バイオエタノールを製造する。
同研究組合は、バイオマスの利用、バイオエタノール生産時の水素・酸素・CO2を循環して、効率的に自動車用バイオエタノール燃料を製造する研究を推進している。トヨタ自動車やマツダ、スズキ、ENEOSなどが加入している。バイオエタノール燃料は、カーボンニュートラル社会実現のための選択肢の一つだが、そのほとんどがトウモロコシやサトウキビなどの可食性バイオマスを原料として糖やでんぷんから直接エタノールをつくる「第1世代」製造技術によるもの。
食料競合回避や安定調達の面から、農業残渣や非可食の植物といった非可食性バイオマスを原料とする「第2世代」製造技術の普及が求められている。
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