Wednesday, June 28, 2023

スクープYZF-R25エンジンのスポーツクルーザーBOLT25ボルト25が誕生か - Webike Plus

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大ヒットモデル・レブルに対抗するニューモデル、新型エリミネーターの登場に湧く昨今だが、軽二輪クラスのスポーツクルーザーとして登場に期待したいのがヤマハのボルト。多くのライダーに愛されているYZF-R25 ベースのエンジンなら、楽しいバイクになりそう?

CG:宮窪伸治

MT-25のパラツインで新たにボバーが誕生か

5年連続のベストセラーを記録しているレブル250に続いて、カワサキが新型エリミネーターを発売。にわかに活気づいている中型クルーザークラスだが、このクラスにヤマハから新たなモデルが登場するとの噂をキャッチした。

ヤマハは、1990年代以降スターシリーズでクルーザー市場の中心を占めていただけに、巻き返しを図ると考えても不思議はない。ただ、エンジンは定評のある並列2気筒ユニットを採用することになりそうだ。

エリミネーターと同様のエンジン型式でスタイルは流行りのボバーだと予想すると…その姿はボルト25しかない!?

BOLT25 [YAMAHA] 予想登場時期:2024年秋。※画像は編集部で制作したCG

ELIMINATOR [KAWASAKI] 大阪MC ショーで初公開された新世代エリミ。ロー&ロングフォルムにZ400の並列2 気筒エンジンを搭載した。価格:61万500円

ドラッグスター終了後に台頭したレブルに待った

ヤマハとホンダは1980年代以降、クルーザーでしのぎを削って来た間柄。1985年にホンダが本格的なロー&ロングスタイルのレブル(250)を発売すると、ヤマハは冷Vツインエンジンを搭載したビラーゴを1988年に発売した。

その後、400ccクラスでホンダのスティード400が1990年代に大ブームになると、ヤマハは1996年に再び空冷Vツインエンジンを搭載したドラッグスター400で巻き返した。

現在の250ccクラスは、ヤマハのドラッグスター250と入れ替わる形でデビューしたレブル250が全盛の状況となっている。だが、過去の2社の歴史を振り返ると、ボルト25の登場もあり得るだろう。

また、MT-25でも使われる並列2気筒エンジンを利用すれば、ボルト3ないしボルト03の設定も容易で、400ccクラスの新型エリミネーターにも対抗できるのだ。

Vツインのイメージが強いビラーゴやスターシリーズではなく、現在であればボバースタイルのボルトの後継になる!?

BOLT25 [YAMAHA] 予想登場時期:2024年秋。※画像は編集部で制作したCG

REBEL250 [HONDA] 2017 年にデビューし2020年型でLED ヘッドライトを採用した現代のレブル。低シート高とボバー系の個性的なスタイルで大人気に。価格:61万500円

XVS250 DRAGRTAR [YAMAHA] ビラーゴの後継で2016年型で終了。低シート高の本格的クルーザーとして女性人気を獲得していたが、レブルがその受け皿となった。

エンジンは並列2気筒でレブル250に対抗か

2014年にデビューしたYZF-R25は、新開発の並列2気筒エンジンを搭載し36PSを発揮。また、ボアを8㎜拡大したYZF-R 3もラインナップし、42PSのパワーで痛快な走りを実現した。高回転パワーだけでなく低回転トルクも両立したツインはバランスに優れており、新型エリミネーターもNinja400と同じエンジンを利用しているのだ。

YZF-R25やYZF-R3に搭載された並列2気筒エンジンは、スーパースポーツブームの中、DOHC4 バルブの高性能なメカニズムが与えられた。

MT-25 [YAMAHA] ヤマハの並列2気筒はネイキッドのMTとスーパースポーツのYZFシリーズに搭載される。価格:63万2500円

YZF-R3とYZF-R25はエンジン以外に違いはなく、価格差も約3万5000円に留めている。価格:72万6000円

ボバースタイルの国産クルーザーはボルトが元祖

レブル250がボバースタイルで人気を博す前に、ヤマハは950㏄空冷Vツインを搭載したボルトを2014年に発売していた。根強い人気で2020年代まで生き残っていたが、令和2年排ガス規制に対応せず国内では生産終了している。

ボルトは「ボバー感あるスタイル」をコンセプトに提唱しており、トラッカー由来の簡素な外観で人気となった。カスタムショーでもボバーは人気のスタイルなので、ボルト25の登場も期待したい。

BOLT R SPEC(2021年) [YAMAHA] 国内最終型のボルト。ヤマハ最後の空冷大型エンジンだったが、ここで途絶えた。今後は水冷エンジンでボバースタイルを追求するか。

こだわりだった空冷Vツインエンジン。ヤマハも脱Vツイン化するだろうか。

丸型のシンプルなデジタルメーター。レブル250も同様のメーターを採用した。

BOLT C SPEC(2015年) [YAMAHA] ボルトはブームが加熱し始めていたカフェレーサーカスタムも提唱。

SCR950(2017年) [YAMAHA] ボルトをベースにスクランブラースタイルの派生モデルも発売された。

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