円安進行でホンダなど自動車株が上昇、大型M&A報道のパナソニックが急落
日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄
・ソフトバンクグループ <9984>
・テルモ <4543>
・ダイキン工業 <6367>
この日は109円/ドル超の円安相場と株価出遅れ感から自動車株が大きく買われ、ホンダ <7267> が連日で昨年来高値を更新し、スズキ <7269> と三菱自動車 <7211> が終値で+5%超高へ急騰、トヨタ自動車 <7203> も大きく値を上げました。
また、小売り株では緊急事態宣言解除後の正常化を視野に百貨店株が連日で買われ、高島屋 <8233> と三越伊勢丹ホールディングス <3099> が+5%超高へ急騰し、J.フロント リテイリング <3086> も大幅上昇となっています。
さらに、コンビニ株にも見直し買いが入り、セブン&アイ・ホールディングス <3382> が昨年来高値を更新し、ローソン <2651> も大幅高となりました。
その他では、商社株への買いが止まず、伊藤忠商事 <8001> 、三菱商事 <8058> 、丸紅 <8002> が連日の昨年来高値更新となったことが目を引きました。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
・アドバンテスト <6857>
・ファーストリテイリング <9983>
・ソニー <6758>
ハイテク株は高安まちまちでしたが、主力株の一角が大きく値を下げ、日本電産 <6594> が一時▲6%超安へ連日の急落となり、アドバンテスト、ソニー、ニコン <7731> なども大幅安となりました。
また、ハイテク株では、米国の大手ソフトウエア企業を約7,000億円で買収するという観測報道が流れたパナソニック <6752> が、財務体質悪化を懸念した売りが優勢となり、一時▲7%超安へ急落し、終値も▲6%強安で引けています。
なお、前日まで3日連続で昨年来高値を更新してきた日立製作所 <6501> は、取引時間中に4日連続の高値更新となりましたが、終値は小幅安で5日ぶりの反落となりました。
その他では、機械株の値嵩株が売られ、SMC <6273> やキーエンス <6861> が大幅安となったことが目を引きました。
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